特集 2024/08/23 09:00
『沖ドキ!BLACK』解析特集! 〜スイカ小V型の確定役Bは設定差大!!〜
▼機種情報『沖ドキ!BLACK』
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今回特集で取り上げたのは7月1日から導入された『沖ドキ!BLACK』。
前作『沖ドキ!GOLD-30』が現存する中で不安50%期待50%で様子を見てきましたがどうやらうまく共存できているようで改めてこのシリーズの強さを実感しております。
今作はシリーズ累計14作目。
・『沖ドキ!-30』(2014年8月)
・『沖ドキ!』(2014年8月)
・『沖ドキ!トロピカル』(2016年2月)
・『沖ドキ!トロピカル-30』(2016年3月)
・『沖ドキ!パラダイス-30』(2016年6月)
・『沖ドキ!パラダイス』(2016年6月)
・『沖ドキ!バケーション-30』(2018年6月)
・『沖ドキ!バケーション』(2018年6月)
・『沖ドキ!2-30』(2020年5月)
・『沖ドキ!DUO-30』(2021年12月)
・『沖ドキ!DUO』(2021年12月)
・『沖ドキ!GOLD-30』(2022年12月)
・『沖ドキ!GOLD』(2022年12月)
2014年に登場した『沖ドキ!-30』からたった10年で14作。
これほど浸透スピードの早いシリーズ機は今まで見たことも聞いたこともありません。
今や業界を代表するシリーズ機の一つと言えます。
今作は見た目こそだいぶ怪しい雰囲気を醸し出していますが、中身は前作『沖ドキ!GOLD-30』とあまり変わりません。
スマスロではないためメダルを使って遊技しますし、30Φ機なので大きいメダルで連チャン時のボリュームを体感できます。
スマスロ化を推し進めるいまの時代に逆行する機種ではありますが、ジャグラーと並びメダル遊技の最後の最後まで残る機種であることは間違いないでしょう。
今回はそんな時代の反逆児をとことん解説していきたいと思います。
本機は、1G純増約3.5枚のAT機。疑似ボーナスで出玉を増やすタイプです。
ハイビスカスランプが光ればボーナス確定となる完全告知マシンで、BBの1G連や32G以内の連チャンが本機の魅力です。
もはや説明不要のゲーム性でしょう。
スペック | ||
設定 | ボーナス初当たり確率 | 出玉率 |
L | - | - |
1 | 1/288.7 | 97.2% |
2 | 1/277.9 | 98.7% |
3 | 1/265.8 | 101.9% |
5 | 1/254.1 | 104.8% |
6 | 1/243.1 | 108.6% |
設定はLありの6段階。
設定Lはデモ画面中に下パネルが消灯するので見かけても座らないことが賢明です。
出玉率は全体的に低め。
角チェリーの確率 | ||
設定 | チェリーA | チェリーB |
1 | 1/44.3 | 1/168.0 |
2 | 1/152.4 | |
3 | 1/145.6 | |
5 | 1/136.5 | |
6 | 1/128.5 |
確定役の確率 | ||
設定 | 確定役A | 確定役B |
1 | 1/8192.0 | 1/16384.0 |
2 | 1/13107.2 | |
3 | 1/10922.7 | |
5 | 1/8192.0 | |
6 | 1/6553.6 |
小役確率でわかっているのは上記のみ。
左リールBAR狙いでプレイした場合、チェリーAはチェリーが右上がりテンパイもしくは非テンパイとなり、チェリーBは下段テンパイとなります。
同様に、確定役Aは中段BAR揃いのほか、左リール下段BARからの中段ベルテンパイハズレや右上がりBARテンパイなど様々な停止型となる可能性があり、確定役Bは上段スイカからのスイカ小V型となります。
確定役は払い出しが8枚あるため見慣れぬ出目が出現した際には払い出しにも注意してみるといいかもしれません(前作同様第3停止後効果音が発生するかどうかは調査中)。
特に、確定役Bには大きな設定差があるので要注目です。50枚あたりのゲーム数は約32G。
ではゲームの流れに沿って見ていきましょう。
通常ゲーム中はハイビスカスランプが光ればボーナスが確定。
レバーON時にボーナス告知が発生する先告知タイプです。
ボーナスは毎ゲーム抽選され、モードによってボーナス期待度やボーナス後のモード移行期待度が変化します。
モードは全部で10種類存在し、大きく通常モード、連チャンモード、特殊モードに分類できます。
通常モード
・通常A……ボーナス確率「低」・通常B……ボーナス確率「低」、ボーナス後は50%以上で連チャンモードへ、連チャンモードに移行するまでモード降格なし
・引き戻し……ボーナス確率「中」、ボーナス後は通常Aより連チャンモードへ移行しやすい
・チャンス……ボーナス確率「中」、ボーナス後は通常Bor連チャンモードへ、設定変更時や有利区間リセット時に移行しやすい
通常モードは4つ。連チャンせず通常Aをループし続けると苦しい展開となりますが、通常Bに移行すれば連チャンモードへ移行するまでモード降格はありません。
モード示唆はボーナス告知パターンくらいしかなく常に妄想との戦いとなります。
ボーナス単発が続いているほど通常Bの可能性が高くなるためヤメにくくなる仕様と言えます。
通常モードの天井は、通常Aや通常Bが999G、引き戻しやチャンスは200G。
連チャンモード
・天国……高確率で同モードをループ・ドキドキ……80%で同モードをループ
・超ドキドキ……90%で同モードをループ
・保障……ドキドキや超ドキドキから転落時に移行
連チャンモードは4つありますが、基本となるのは天国モード。
ドキドキや超ドキドキへの移行時の一部でDOKI2ランプが点灯します。
保障はドキドキや超ドキドキからの転落時にのみ移行するモードで、ボーナス当選後は特殊モードへ移行となります。
これら連チャンモード中のボーナス確率は9.0分の1、天井は32G。
特殊モード
・非有利区間……主に連チャンモード転落時に移行、黒ドキに移行する可能性あり・黒ドキ……非有利区間から移行する可能性のあるモード
特殊モードは2つ。連チャン終了時など非有利区間に移行し、その後モードが移行。
その一部で黒ドキに移行する可能性があります。黒ドキならボーナス確率17.7分の1、32G以内のボーナス+次回連チャンモードも確定となります。
この見た目的に32G以内の連チャンが続く=シームレスな連チャンが前作から継承した本機の醍醐味です。
“スマスロでなくても充分”と言われるゆえんです。
また、非有利区間から通常Aor通常Bに移行した際は、天井ゲーム数が399Gに短縮される場合があります。
特に、設定変更後はその抽選が優遇され、25.0%で短縮当選となります。
モードは、レア役時のボーナス期待度にも影響を及ぼします。
角チェリー時のボーナス期待度 | |||||
設定 | モード | ||||
通常A・B | 引き戻し | チャンス | 黒ドキ | 左記以外 | |
1 | 1.1% | 2.0% | 2.5% | 12.0% | 3.0% |
2 | 1.1% | ||||
3 | 1.1% | ||||
5 | 1.2% | ||||
6 | 1.2% |
スイカ時のボーナス期待度 | |||||
設定 | モード | ||||
通常A・B | 引き戻し | チャンス | 黒ドキ | 左記以外 | |
1 | 2.8% | 7.5% | 9.2% | 19.0% | 15.0% |
2 | 2.9% | 7.8% | 9.5% | ||
3 | 3.4% | 8.1% | 9.9% | ||
5 | 3.7% | 8.4% | 10.2% | ||
6 | 4.0% | 8.8% | 10.7% |
表中の左記以外とは、連チャンモードのこと(天国orドキドキor超ドキドキor保障)。ボーナス期待度は角チェリーよりもスイカのほうが設定差が大きくなっています。
もちろん、確定役や中段チェリーはボーナス確定です。
特に中段チェリー時はフリーズの発生に期待しましょう。
フリーズの恩恵はBB+BB1G連+超ドキドキモードとなっており、フリーズ発生率は前作の2倍以上にアップしているようです。
また、通常ゲーム中には違和感演出も搭載しております。
スタート音の遅れ、入賞LEDフラッシュ、先チカ、無音などの違和感演出は発生=ボーナス確定となります。
成立役と次ゲームレバーON時に注目です。
ボーナス当選時のBR振り分け(BB比率)にもモードが関係します。
ボーナス当選時のBB比率 | |||
ボーナス契機 | モード | ||
通常 | 連チャン | 黒ドキ | |
スイカ | 50.0% | 50.0% | 100% |
角チェリー | 100%!? | 100%!? | 100%!? |
確定役 | 100% | 100% | 100% |
中段チェリー | 100% | 100% | 100% |
上記以外 | 31.8% | 70.0% | 85.7% |
ここでのモードは、大別した通常、連チャン、黒ドキの3つで表記。スイカは基本的にBB比率が50%(黒ドキ中のみ100%)、角チェリーや確定役系はBB濃厚です(角チェリーの一部でRBが出てくることもあり恩恵絶大!?)。
ハイビスカスランプが光ってボーナス告知となるわけですが、その点灯パターンは全部で30種類。
通常点滅以外は基本的にBB濃厚です(RBなら恩恵絶大!?)。
モード示唆がある以下のパターンは要チェック。
・高速点滅……通常B以上示唆
・スロー点滅……通常B以上示唆
・常灯から点滅……通常B以上示唆「強」
・スロー→高速点滅……通常B以上示唆「強」
・同時点滅……通常B以上
・通常点滅→同時点滅……通常B以上
・337拍子……天国以上示唆
・右のみ点滅……天国以上
・点滅時パネル消灯……天国以上
・カラフル点滅……天国以上
・左のみ点滅……ドキドキ以上
・リバースストリーム点滅……ドキドキ以上
・通常点滅+DOKI2ランプ点灯……超ドキドキ
・しだれ柳……超ドキドキ
では、ボーナスに話を進めていきましょう。
ボーナスはBBとRBの2種類。オートで揃いますので、ボーナス告知発生後はフリー打ちでOKです。
ボーナス中の1G純増は約3.5枚。
7揃いのBBは60G継続し、平均獲得枚数は約210枚。
「7・7・BAR」のRBは25G継続し、平均獲得枚数は約90枚。
ボーナス中はカナちゃんランプが点灯すればBBの1G連が確定。
レバーON時に予告音が発生すればカナちゃんランプ点灯のチャンスとなり、第3停止まで停止音が続けばカナちゃんランプが点灯します。
これは、レア役による当選と、連チャンモード移行時の短縮当選の2パターンが存在します。
この予告音発生時に押し順ナビがなければレア役示唆です。
「レア役時の特徴」
・スイカ……必ず第2停止まで停止音が変化
・角チェリー……必ず第1or第2停止まで停止音が変化
スイカや角チェリー時は上記のような法則があるため、矛盾パターン発生でいち早くカナちゃん点灯を知ることもあります。例えばスイカの場合だと、第2停止で停止音が変化せず=カナちゃんランプ点灯確定というわけです。このBB1G連の当選期待度は、スイカで3.3%、角チェリーで1.0%。確定役や中段チェリーならBB1G連が確定です。スイカや角チェリーでのBB1G連当選時はモード移行は行なわれませんが、確定役や中段チェリー時はモード昇格が期待できます。
そして、予告音発生時に、押し順ナビが発生するパターン。こちらは予告音+停止音変化が連続するほどカナちゃんランプ点灯の期待度がアップします(途中レア役成立時は除く)。4回連続なら点灯確定です。
予告音+第1停止まで停止音変化を弱パターン、予告音+第2停止まで停止音変化を強パターンとした場合の演出別期待度はこんな感じになっています。
・弱→弱……期待度2.0%
・弱→強……期待度7.2%
・強→強……期待度26.9%
・弱→弱→弱……期待度32.7%
・弱→弱→強……期待度63.9%
・弱→強→強……期待度100%
・強→強→強……期待度88.1%
強が3G連続なら期待度88.1%、弱→強→強は期待度100%です。弱→強と続いた場合、その次ゲームは弱がないため予告音が発生した時点(非レア役時)でカナちゃんランプ点灯確定となります。カナちゃんランプを点灯させる際の告知シナリオ振り分けは、1Gシナリオが12.8%、2Gシナリオは18.7%、3Gシナリオは39.7%、4Gシナリオは28.8%。3or4Gシナリオが3分の2以上を占めます。ナビボイス変化時はその時点で点灯確定です。
この押し順ナビからのカナちゃんランプ点灯は、ボーナス開始時に連チャンモード(天国orドキドキor超ドキドキor保障)に滞在していた場合の一部で発生します。この抽選に当選すると、次回規定ゲーム数を0にしBBを即放出するというわけです。その当選率は、天国orドキドキor超ドキドキモード時は12.5%、保障モード時は6.0%となっています。
カナちゃんランプが点灯するとBGMも変化。発生したBGMによっては+αの恩恵もあります。
「BGM別特徴」
・私バージョンアップ!BLACKアレンジver……BB1G連
・愛情ナウアップデート……BB1G連+連チャン1回以上
・EVER LASTING LOVE……BB1G連+ドキドキor超ドキドキモード
ミニ液晶に楽曲名が出るので、カナちゃんランプ点灯後は要注目です。
ボーナス終了後は、32Gまでが連チャンゾーン。
連チャンモードに移行していれば32G以内にボーナス告知が発生します。
連チャンモードを抜けていたとしても、黒ドキモードに移行していれば32G以内にボーナスとなります。
ここでポイントとなるのが告知タイミング。
連チャンモード中はボーナス確率が9.0分の1のためボーナス告知は早めに発生となりますが、黒ドキモードならボーナス確率は17.7分の1。
もう抜けたかなぁと思った終盤に告知が発生すると、もしかして黒ドキに移行しちゃった?なんて妄想を膨らませながら次のボーナスも期待しています(黒ドキモードに移行すると32G以内のボーナス+連チャン確定なので)。
以上、流れに沿って説明してきました。
本機は無心になって、ただただ光るのを待つゲーム性です。
ボーナス後の連チャンにアツさが凝縮しており、そのシンプルさゆえに設置シマの客層は独特かもしれません。
ホールによって稼働率に差はあるものの概ね良好な稼働を前作同様維持しており、今後も低空飛行ではなく中空飛行程度で長く打ち続けられていくと思われます。
最近は朝の立ち上がりが弱い店もちらほらありますので、勝負するなら沖ドキ!シリーズに力を入れている店を厳選することをオススメします。
朝から台が埋まるそういった強い店は全台設定変更が濃厚ですし、設定変更後は39.8%でチャンスモードとなるためかなり狙い目となります。
一度“終わりの見えない連チャン”を味わうとハマること間違いないので、これまでこのシリーズをあまり打ってこなかった人は朝イチ勝負もしくはボーナス単発が続いている台の通常Bモード狙いから始めてみてはいかがでしょうか。
※ページ内の数値&情報は独自調査
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