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【海物語特集第1弾】~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第1部(誕生~大海物語まで)

今のパチンコ業界を代表するコンテンツを1つ挙げるとするならば、それは『海物語』で決まりだろう。1999年の発表直後からホールを席巻し、現在に至るまで20年近くにわたって業界を牽引している。ここでは、そんな『海物語』の歴史を複数回に分けて振り返る。眺めれば業界を取り巻く環境や、スペックの規制と緩和の変遷も垣間見えてくることだろう。『海物語』が好きな人はもちろん、パチンコファンなら必見だ。

▼第2部(誕生~大海物語まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=29418

 

▼第3部(CRスーパー海物語IN沖縄2~CR大海物語2まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=29465

 

1999年、あの『ギンパラ』がデジパチに!!

『海物語』の歴史を語る上で欠かせないのが、1995年に登場した権利物『ギンギラパラダイス』だろう。全4シリーズが登場し、全盛期には中古台の価格が100万円を超えるという異常な人気を博した。そんな『ギンパラ』のロングヒットを受け、1999年に登場したデジパチが『CR海物語S5』だ。当時は確変に「5回リミッター」の規制があったが、そんな逆風を物ともせずに大ヒットを記録した。そして5回リミッターが解除された直後には『CR海物語3』と『CR海物語3R』が登場し、後者は50万台を超えるメガヒット!! その後はシリーズ最初で最後の現金機も登場し、まさに世の中のほぼ全てのホールに『海物語』が設置されることになる…。

『ギンパラ』は4兄弟

登場は1995年6月。最も売れた『CRギンギラパラダイス』はプラス1回ループの確変機で、大当たり確率には3段階の設定があった。その他は現金機で、『ギンギラパラダイス』は大当たり確率323分の1の3回権利物。『ギンギラパラダイス2』は大当たり確率247分の1の2回権利物。『ギンギラパラダイスV』は8Rと16Rの振り分けがある2回権利物で、大当たり確率は239分の1。いずれもデビューこそ地味だったが、ファンの支持を得て大ブレイクを果たした。

『海物語』の歴史はここから始まった!

登場は『ギンパラ』の約4年後となる1999年2月。大当たり確率は321.5分の1で、確変率は50%。時短はなく、確変には最高5回のリミッターが付いていた。演出面は『ギンパラ』にほぼ近いが、「スーパーリーチがマイナス2コマ手前でハズれなくなった」とか「ノーマルリーチの復活二段階発生が事前にわからないようになった」とか「催眠リーチが波紋リーチになった」とか「昇格スクロールが追加された」とか「プレミアムでサムが登場する」とか「権利物と違ってパンクしなくなった」などなど、いくつかの改善点がある。ちなみにヘソ賞球数は6個だ。

知る人ぞ知る(!?)兄弟機

『CR海物語』は『~S5』と同時にデビュー。賞球数が5&13のため出玉が若干少なく、交換率が高いor無制限に近い営業のホールを中心に設定された。また『CR海物語6』は『~3』と同時にデビュー。これもアタッカーのカウント数が9個になった少出玉タイプだ。

リミッターを超えたメガヒット!!

『~3』は1999年3月、『~3R』は1999年4月に登場。両者の相違点は機種名とセルくらいで、スペックはどちらも一緒。大当たり確率は315.5分の1で、確変率は50%。『~S5』と違い、確変の5回リミッターがなくなった(※厳密には100回リミッターが付いている)。『~3R』にはその後、新セルも登場している。

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現金機もデビュー!

シリーズ最初で最後の現金機は1999年8月に登場した。2スペックあり、『~2』は大当たり確率233.5分の1で、『~7』は確率243.5分の1。「3」or「7」図柄が揃えば次回大当たりまでの時短に突入する。

 


2002年、新たな海の物語が始まる!!

シリーズ第2弾の『新海物語』は2002年11月に登場。この年はパチンコの内規が大きく変更され、大当たり確率の下限は360分の1(それまでは320分の1)、最低賞球数は4個(それまでは5個)、さらには大当たり終了後には時短が認められた(それまでは現金機のみ)。この新たな内規を反映したスペックは多くのファンに受け入れられ、最初に登場した『CR新海物語M27』は約75万台という空前のメガヒットを記録した。また数多くの兄弟機が登場したが、中でも通常大当たり後にも時短が付く『~M56』は25万台超を販売。2スペック合わせて100万台を超えるという業界初の出来事とともに、『海物語』シリーズの人気を不動のものにした。

宇宙一の販売台数を記録!!

大当たり確率は315.5分の1で、確変率は50%。確変終了後には100回転の時短が付く。演出面は基本的に前作の『海物語』を踏襲しているが、「波紋リーチが黒潮リーチになった」とか「マリンちゃんがスリムになった(液晶表示が以前よりワイドではなくなった)」とか「プレミアムで赤魚群を搭載」など、いくつかの変更点がある。ちなみにヘソ賞球数は4個だ。

フル時短で大ヒット!!

2003年6月に登場。大当たり確率は350.5分の1で、確変率は50%。全ての通常大当たり後に時短が付く、いわゆる「フル時短機(それに対して確変終了後にのみ時短が付く『~M27』のようなスペックはハーフ時短機と呼ばれた)」であり、息の長い人気を得た。

2003年6月登場の兄弟機

『~M56』と同時期に3スペックの兄弟機が登場した。『~L52』は確率327.7分の1で、アタッカーが10カウントという出玉の多さが魅力のハーフ時短機。『~M57』は『~M27』と同一スペック。『~M58』は確率229.8分の1で、大当たり後は5回転のST+時短に突入するという斬新なスペックだったが、それだけに設置はかなりレア!!

2004年にも兄弟機×3!!!

スペックは『~M5Z』が『~M27』と一緒、『M8Z』が『~M56』と一緒、『~M6Z』は確率338.5分の1のフル時短機。大きな変更点はないが、それでも3スペック合わせて30万台近い販売台数を記録した。

さらにはスペシャルも登場!

特徴は液晶がワイドに大きくなった点。3スペックが登場し、これまた20万台超というスペシャルな販売台数を記録した。スペックは『~M5』が『~M27』とほぼ一緒、『~M8』が『~M56』とほぼ一緒、『~M6』が『~M6Z』とほぼ一緒だ。液晶上部にはカメの代わりにサムが鎮座する。

 


2005年、大きな海は3つのステージを搭載!!

シリーズ第3弾の『CR大海物語』は2005年3月に登場。一番の変化は演出面で、3つのステージを打ち手がボタンで選択できるようになった。またスペック面では2004年のパチンコ内規変更(大当たり確率の下限は1/360→1/500、確変率の上限は50%→なし、最低賞球数は4個→3個といった内容)を反映。メインスペックの『~M56』は60%の確変率に加え、全ての通常大当たり後に時短に突入! 新たな演出もスペックもともにファンに受け入れられ、累計70万台超の大ヒットシリーズとなった。

比較的遊びやすいスペックで登場

当時は『CRフィーバー大ヤマト2(SANKYO)』や『CRぱちんこウルトラセブン(京楽)』といった確率500分の1近いMAX機が数多く発表された時期だったが、そんな中でも『~M56』は大当たり確率369.5分の1という、比較的遊びやすいミドルスペックで登場。とはいえ60%の確変率とフル時短を用いた連チャン力はシリーズ最高レベルだった。ちなみにヘソ賞球数は3個だ。

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選べるステージにビックリ!!

ステージはラグーン、アトランティス、トレジャーの3種類。ラグーンはそれまでの『海物語』と一緒だが、アトランティスステージはそれまでの海シリーズにはなかった「ボタンで遊ぶ」という概念を導入。スーパーリーチ中に押すことで、泡が出るか魚群が出るかを楽しむことができる。またトレジャーステージはステップアップ予告を採用。泡音→泡→クラゲ→魚群という4段階のステップアップにより、盛り上がるドキドキ感を演出。このステージ選択という概念はその後の『海物語』シリーズにも受け継がれる。

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ミスマリンちゃんデビュー!!

2003年7月には「ミスマリンちゃんコンテスト」が初開催されたが、『大海物語』の大当たりラウンドでは5連チャン毎にミスマリンちゃん(初代グランプリの大久保麻梨子さんと準ミスのお二人)が実写で登場する。またサム絡みの演出で当たると、ラウンド中にサムが登場するなどの特典(!?)があった。

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兄弟機は2つ

『~M2』は『~M56』と同時に登場。大当たり確率は329.5分の1で、確変率は50%。また2005年8月に登場した『~M55』は確率309.5分の1で、これも確変率は50%だ。

『初代』『新海』『大海』と三世代にわたり合計21機種を紹介した『海物語』変遷史だが、今回はここまで。この後も『スーパー』『沖縄』『ハイパー』『プレミアム』といった具合に『海物語』はさらなる進化を遂げていくが、それは近日公開の第2部以降にてお伝えしよう。

▼第2部(誕生~大海物語まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=29418

 

▼第3部(CRスーパー海物語IN沖縄2~CR大海物語2まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=29465

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