パチスロ5号機の歴史(その8)~もうすぐ終わる!? 5号機時代~
前回の特集「パチスロ5号機の歴史(その7)」から4ヶ月が経過し、その間、6号機が登場するなど状況はだいぶ変化してきました。
この流れは今後ますます加速していくでしょうし、それに伴いホールから5号機も徐々に消えていきます。
これは変えられない決定事項です。
5号機の設置リミットとなる2021年1月末まであと2年ちょい。
もうしばらくその輝かしい時代にお付き合いくださいませ。
▼前回の特集記事はコチラ
●パチスロ5号機の歴史(その1)~もうすぐ終わる!? 5号機時代~
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=46474●パチスロ5号機の歴史(その2)~もうすぐ終わる!? 5号機時代~
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=47374●パチスロ5号機の歴史(その3)~もうすぐ終わる!? 5号機時代~
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=49514●パチスロ5号機の歴史(その4)~もうすぐ終わる!? 5号機時代~
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=51478●パチスロ5号機の歴史(その5)~もうすぐ終わる!? 5号機時代~
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=54042●パチスロ5号機の歴史(その6)~もうすぐ終わる!? 5号機時代~
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=56995●パチスロ5号機の歴史(その7)~もうすぐ終わる!? 5号機時代~
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さて、前回は2010年までのお話でした。今回は、2011年からのお話です。
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正月休み明け早々に登場したのが
サミーの『パチスロ サクラ大戦3~巴里は燃えているか~』。
大ヒットした『パチスロ交響詩篇エウレカセブン』の正当後継機という位置付けで、ボーナスとどこからでも突入可能なARTを搭載しています。
1セット50GのART「光武モード」はストックでセット連チャンする仕様ですが、「STOCK by STOCK」という機能によりストック消費時になんと10個のストックを獲得する可能性がありました。
これが影響したのか、あるいはそもそもの設計値が間違っていたのかわかりませんが、この機種とにかく甘くて利益が取れないホールが続出。
補償問題に発展したなんて話も聞こえてきました。
公表値では設定1の出率が97%ちょいでしたが、実際どのくらいあったんでしょうね。
体感的には今のディスクアップと同等の103%くらいのイメージかなぁ。
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3月上旬、ひっそり導入されたのが
山佐の『パチスロ「モンキーターン」』。
初期導入数は少なく、たまにバラエティコーナーで見かける程度でした。
それが、前代未聞の下克上を果たします。
日に日にその勢力を拡大し、いつしかメインコーナーで城を構えるほどに。
大出世です。
攻略誌が挙げる年間ナンバー1にもなるなど、バラエティの片隅に導入された当初、誰がそんなことを予想したでしょう。
それほど人気を集めました。
ゲーム性は、ボーナスのないARTマシン。
ART「SGラッシュ」は1セット50G、1G純増は約2枚。
ARTはセットごとに継続率を持つシナリオ管理で、セット開始時の扉絵やART中の演出で継続率を予想しながら8セット完走のグランドスラムを目指します。
ARTはレア役でゲーム数の直乗せと上乗せゾーン「全速モード」が期待でき、高い効果音の煽りに心踊ったもんですな。
ちょっと前まで設置があったためよく打っていたんですが、7年前の機種ということもあり作りは至ってシンプル。
通常時はレア役でCZ「超抜チャレンジ」が期待できますが、その抽選を左右する高低などの内部状態はありません。
それに加え、ARTのメイン契機は3つのモードで管理された規定ゲーム数の消化のため、そこに到達するのをただひたすら待つ自力性の薄いゲーム性です。
盛りに盛ったゲーム性に慣れた体にしてみれば非常にあっさりしたゲーム性と感じられますが、マシマシの二郎系ばかりでは飽きるようにたまに中華そばが食べたくなるような感じと言えばおわかりいただけますかね。
この機種、何が凄いかって、ART抽選をメイン基板でやっていました。
容量の少ないメイン基板で役抽選や制御以外も担っていたわけですから、ゲーム性がシンプルなのもうなづけます。当時のART機はほとんどサブ基板管理と言われています。
ATやARTの抽選をサブ基板からメイン基板へという動きがその何年か後に出てきますが、なにゆえ当時、メイン管理のART機にしたのかは不明です。
かなり後日になりますが、この機種を製作するにあたり気をつけたのは1撃3000枚のところだけというのを聞きました。
その話を聞いたのも、山佐とは関係のない別の現場。
それだけ業界全体がこの機種に注目していました。
3月11日、東日本大震災が発生します。
未曾有の災害に多くの方が犠牲になり、こんな状況の中パチンコパチスロなんてやっていていいのかという思いから自然とホールから足が遠のき、また電力不足による輪番停電・輪番休業がホール運営を直撃し業界全体に暗い影を落とします。
日常があってこその娯楽産業。
それを再認識させられる出来事でした。
一方で、プロ連中はホールの休みが利益の低下に直結するため、東日本から西に流れたなんて話も聞かれました。
この年の6月には、警察庁から「ぱちんこ営業における広告宣伝等に係る風俗営業等の規制および業務の適正化等に関する法律違反の取締り等について」という通達が出されます。
いわゆるイベント規制です。
そもそも射幸心を煽る恐れのある行為自体が認められておらず、日に日に過激化していく広告宣伝に遂に鉄槌がくだされました。
東日本大震災後の業界に対する冷ややかな視線に加え、このような規制が加わってホールから客足が遠のきますが、抜け道を探してイベントで集客を狙うホールがそれでもたくさんあり、翌年さらに強い口調で再通達がなされます。
それが今現在まで続いているわけですが、無関係を装ったSNSでの発信などもあり、完全にイベントがなくなったと言うには程遠い状況です。
地域ごとの温度差はよく聞かれますが、イベント規制の再徹底の話はいつもどこかから聞こえてきます。
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そんな重苦しい空気が漂う中、8月、この機種が登場します。
金ピカ筐体の『ミリオンゴッド~神々の系譜~』(ミズホ)です。
4号機時代、登場するや否やプレイヤーを虜にした『ミリオンゴッド』の5号機1作目です。
ゲーム性はボーナスのないARTのみのタイプで、ART「ゴッドゲーム」は1セット100G、1G純増は約2.4枚。
8192分の1のGOD揃いならART5セット以上が確定し、3855分の1の赤7揃いならART1セット以上が確定。
この赤7揃い、通常時成立の17分の1でエクストラゲームに突入となりますが、ART中に成立(1/2731)なら100%エクストラゲームに突入となります。
エクストラゲーム中は赤7揃いの確率が約11分の1にアップし、出現の都度ARTのセットストックを獲得。
さらに、上位モードなら通常リプレイや押し順黄7でもストックが発生するなど、平均滞在11Gと短い間ながらも大量ストックが期待できました。
ART当選時に1~80%でループストックを獲得したり、謎当たりを呼ぶ裏モードの存在など、5号機らしく進化した新生ゴッドは瞬く間に人気を集めます。
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2011年と言えば、10月に登場したこの機種も忘れられません。
大都技研の『押忍!番長2』です。
4号機終盤にホールを盛り上げた『押忍!番長』から6年が経過していました。
ゲーム性は1G純増約2枚のART+擬似ボーナスのタイプで、リアルボーナスはプレミアムの超番長ボーナスのみ搭載しています。
通常時は、規定ゲーム数の消化で擬似ボに当選し、ボーナス中は小役でARTを抽選。
ART「頂ラッシュ」は1セット50Gで、レア役でゲーム数の上乗せが期待できます。
上乗せゾーンはART中の擬似ボの一部で突入する「絶頂ラッシュ」のみで、10G+αの間、ゲーム数上乗せが毎ゲーム発生です。
擬似ボの契機となる規定ゲーム数の消化は、複数のモードで管理されたゲーム数テーブルが鍵を握り、ART中も通常時同様、規定ゲーム数を消化すれば擬似ボが出てきます。
ARTには通常時のハズレの一部からでも突入し、1028分の1(設定6)~3540分の1(設定1)と大きな設定差があったため、通常時からARTに突入している台が周りにないか目を光らせながらプレイしたもんです。
この擬似ボとARTの絡み合ったゲーム性は当時5号機史上最高のゲーム性と言われ、5号機で一番好きな機種はという質問に対し、この機種を挙げるプレイヤーが多かった印象です。
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同じく10月、こんな機種も登場しています。
エレコの『エージェントクライシス』です。
1G純増約1.8枚のAT「エージェントタイム」と1G純増約3.0枚のART「エージェントラッシュ」を搭載した異色のマシンです。
増えないボーナス、通称ゼロボと呼ばれるボーナスを搭載することにより当時最高の1G純増を実現していました。
AT&ART中は各リールにナビされた7を順押しで狙う必要があるなど、制約や目押しの多さが欠点でヒット機種にはなりませんでしたが、ゼロボはその後AT機を生み出すきっかけとなりました。
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12月、年末商戦を盛り上げるべく
サミーから『パチスロ北斗の拳~世紀末救世主伝説~』
がリリースされます。
パチスロ北斗の拳シリーズとしては2008年以来で、この機種により北斗人気を取り戻します。
ゲーム性はARTで出玉を増やすシステムで、ART「激闘乱舞」は1セット30G+継続バトル8G、1G純増は約2.2枚。重めのボーナスも搭載しています。
通常時は低確、通常、高確、前兆の4つのモードが存在し、中段チェリーなどで前兆に移行すればART確定という初代を継承したゲーム性です。
ARTは50~89%のループ率でセット継続するほか、レア役でゲーム数の上乗せや上乗せバトルが発生。
上乗せバトルは最大2G継続し、対戦相手と成立役で上乗せ期待度が変化します。
この2Gのバトルはほんとアツかった。
ゲーム数の上乗せを獲得するだけじゃなく、ジャギで60G上乗せなら設定6が確定したりと設定推測要素も盛り込まれていたんですな。
敵を倒さないことには上乗せも得られませんし、設定推測もできません。
継続率によるセット継続、レア役によるゲーム数上乗せ、そして上乗せバトルによるゲーム数上乗せ。
時代と共に進化した新生北斗ではありましたが、こんなもんじゃありません。
まだまだあります。ART中にトキが同行すればセット継続が確定したり、また、この時代の5号機の例に漏れず特化ゾーンも当然あります。
ART中にボーナスを引けばボーナス中は激闘乱舞ターボとなりARTゲーム数を大量上乗せ。
ART中の黄7揃いの一部などで突入する上乗せゾーン「拳王乱舞」では中段チェリーの確率が大幅にアップし、押し順ベルでも約50%で上乗せしたりと、20G+αの間、上乗せしまくりでした。
北斗中興の祖とも言えるこの機種から北斗復活劇が始まります。
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時は移って2012年。
1月に山佐から『パチスロ鉄拳2nd』が登場します。
4号機時代にヒットしたストック機『鉄拳R』の後継機にあたります。
ボーナス+ARTのシステムで、ART「鉄拳ラッシュ」は1セット40G、1G純増は約1.7枚。
ART中はレア役でゲーム数の上乗せが発生し、規定ゲーム数消化後は鉄拳チャンスに移行。
鉄拳チャンスは平均12G継続し、バトルに勝利すればARTが継続となります。
この機種一番のポイントと言えばみんなビックリの「鉄拳アタック」でしょう。ART中に青7を狙え!のカットインが発生し、逆押しで青7が揃うと鉄拳アタックへ。
この鉄拳アタック中はレバーを叩くたびに7揃いが発生しARTゲーム数を上乗せしていきます。
このフリーズを用いた0G連状態は83~95%ループで継続と、驚きだけじゃなく夢も詰まっていました。
そんな0G連機能、この機種以降いろいろな機種で目にするようになります。
そんな鉄拳アタック以外にも50~80%ループで50~300Gを上乗せする「頭突きコンボチャンス」、プレミアムART「デビルラッシュ」など見所満載です。
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3月。ホールを盛り上げたのが
ロデオの『パチスロ「モンスターハンター」』です。
世界的知名度を誇るゲームとのタイアップ機ということで登場前から注目度は抜群でした。
販売台数はこの年の2位を記録しています。
システムはボーナス+ARTで、ART「モンハンラッシュ」は1セット30G以上、1G純増は約1.5枚。
ART中はレア役でゲーム数上乗せとクエストを抽選し、クエストで討伐成功となればゲーム数の上乗せが発生です。
通常時はレア役でクエストが発生し、そのクエストで討伐成功となればARTに突入するなど、原作の世界観を違和感なくパチスロに落とし込んだ仕様となっています。
プレミアムのラージャンボーナスはもちろんですが、大連続狩猟ボーナスもレバーに力が入りましたなぁ。
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3月には北電子からこの機種も登場しています。
不動のエース『ニューアイムジャグラーEX』です。
期待と不安の入り混じる5号機初期に登場し、「ジャグラーは不滅」ということを再認識させてくれたのが『アイムジャグラーEX』です。
この機種は、そのゲーム性を完全継承したマシンです。
ボーナス確率からボーナス枚数までそっくりそのままです。
GOGO!ランプが光ればボーナス確定となるお馴染みの完全告知マシンで、RTなど付加機能は一切搭載していません。
小難しいことはなく、昔から変わらない当たる楽しさ、当たる喜びをシンプルに伝える数少ない機種です。
マイジャグラーやハッピージャグラーなど派生機が登場する中、王道のアイジャグここにありと、今でも健在ぶりをアピールしています。
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4月、時代の節目が到来します。
オリンピアから登場した『ねぇ~ねぇ~島娘』
は1G純増約2.7枚のATを搭載し、ATで再現した擬似ボーナスで出玉を増やすゲーム性です。
5号機初期からたまにATを搭載した機種は登場していましたが、この機種はそれまでのAT機とは違い高純増を実現しています。
通常時は、キュインと告知が発生したらRBが確定となり、押し順に従いつつRBを揃えます。
RBは8回の押し順ナビが発生するまで継続し、終了後はときめきゾーンへ移行。
ときめきゾーンは5G継続し、そこで告知が発生すればBBが確定となります。
BBはナビ20回が1セットとなり、最低2セット、最高10セットまで期待できます。
1セットで約100枚の獲得が見込めますから、10セット継続ならそれだけで約1000枚になります。
BB終了後は再度ときめきゾーンに移行し、そこで告知が発生すればBBに再突入。
そのループで出玉を獲得していきます。
BB終了後に花笠ランプが点灯すれば次回BBが確定し、さらにで~じランプが点灯すれば+αが期待できたりと、ボーナス後にアツさが凝縮したシステムとなっています。
この翌月には1G純増約3枚のAT機『パチスロ鉄拳デビルVer』が登場するなど、新台がART機からAT機へと徐々にシフトしていきます。
そう、5号機時代、終わりの始まりです。
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6月、エレコからこのシリーズの人気を決定付けた秀作
『バジリスク~甲賀忍法帖~II』
がリリースされます。
今作もまた前作同様、ハイスペックが売りで、1G純増約2.7枚のARTで出玉を増やすシステムです。
リアルボーナスとして32768分の1のプレミアムBBも搭載しています。
ART「バジリスクタイム」は追想の刻と争忍の刻の2部構成で、基本10Gの追想の刻を消化すると、争忍の刻へ移行。
争忍の刻は20~50G継続し、伊賀を全滅させれば次セットへ継続となります。
争忍の刻中のメンバーやステージによって継続期待度が変化するお馴染みのゲーム性です。
この機種から1年半後の2014年1月に今も人気の後継機『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』が登場しますが、この出来の良かったバジIIと比較され登場からしばらくは酷評の嵐。
すぐに減台したホールもありました。
そんな絆でしたが、その後じわりじわりと復活を遂げいつしかホールの主役に上り詰めるわけですからら、機種の評価なんてものはいつ何をきっかけに変わるかわかりません。
ただ1つ言えることは、それだけこのバジ2の評価が高く、認定切れで撤去となったこの春まで愛され続けたということは間違いありません。
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7月、衝撃が走ります。
おしりペンペンという名のリーサルウェポンがお披露目されました。
卑猥でもなければ、健全とも言い切れないギリギリなラインを攻めてきたこの名前に業界騒然となります。
このおしりペンペン、とある機種の上乗せゾーンとして搭載されていました。
機種はネットの『シンデレラブレイド』です。
1G純増約2.2枚のARTで出玉を増やすマシンで、通常時は32Gの周期抽選を契機にART「武闘会」へと突入します。
ART中はレア役でゲーム数の上乗せやバトルが期待でき、バトルに勝利すれば待望のおしりペンペンが堪能できます。
上乗せゾーン「おしりペンペンタイム」はPUSHボタンを押すごとにおしりを叩き、それと同時に上乗せゲーム数が出現。
1叩きで1~100Gの上乗せが発生し、それが90~99%ループで継続していきます。BETボタンを押せば1撃表示となり、PUSHボタンを連打するより平均獲得ゲーム数は多くなるとはわかっているものの、つい連打してしまうのはオスの性でしょうか。
この人気を博したおしりペンペン、その後の続編でもっともっとパワーアップしていきます。
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11月、パチンコで大人気のシリーズがやっとパチスロで登場します。
『戦国パチスロ花の慶次~天に愛されし漢~』(ニューギン)です。
ボーナス+ARTのシステムで、ART「修羅の刻」は1セット40G、1G純増は約1.7枚。
ART中はレア役によるゲーム数上乗せのほか、50~85%でセット継続も期待できます。
この機種を語るうえで欠かせないのが2つの強力な上乗せゾーン。
上乗せ0G連状態の「桜花乱舞」は1Gあたり最大3回の上乗せが80%ループで継続。
そして、この桜花乱舞よりさらに強力なのが「天武の極」で、100G以上の上乗せが毎ゲーム発生します。
この天武の極、リプレイ以外では継続しさらにレア役なら200or300Gを上乗せするなど平均600G超の上乗せが期待できました。
4桁上乗せも見かけるなど、夢あり華ある上乗せゾーンは勝敗を左右する重要なポイントでもありました。
http://www.pachinkovillage.com/slot/s.php?M=3956
12月には、この年最大のセールスを記録したビッグタイトルがリリースされます。
大都技研の『秘宝伝~太陽を求める者達~』です。
導入台数は10万台を遥かに超えました。
秘宝伝と言えば、大都技研を代表するコンテンツの1つ。
3ヵ月前にもスピンオフ作品の『クレアの秘宝伝 ~はじまりの扉と太陽の石~』が登場しています。
ゲーム性は1G純増約2.8枚のATや擬似ボーナスで出玉を増やすタイプ。
徐々に浸透してきた高純増AT機です。AT「秘宝ラッシュ」は1セット40Gで、レア役でゲーム数の上乗せやボーナスバトルが期待できます。
ボーナスバトル中は成立役で勝利抽選を実施し、勝てばボーナスへ突入。
AT中のボーナスは上乗せゾーンの役目を担いATゲーム数の上乗せが期待できます。
大量上乗せのトリガーとなる「超秘宝ラッシュ」や「秘宝ラッシュダイナマイト」も搭載し、ノリにノったときのイケイケ感は他の追随を許さないほど突出していました。
それゆえ、そこに至るまでの道のりは険しく、ヤレないときの凹み具合も相当なものでした。
通常時はチャンス目・ボーナス→高確率→ATという流れで、ATに突入させるまでに何度もハードルを越える必要があり、その長い道のりで脱落していく人も……。
この尖りに尖ったゲーム性ゆえ、導入からしばらくすると空き台が目立つようになり、その導入数の多さもあって秘宝伝ショックとして語り継がれるのでありました。
この頃からでしょうかね、ホールが新台導入に慎重になり始めたのは。
高純増ATという新しい武器を手に入れたパチスロ業界。
明るい未来が待っていると思いきや、なんだか雲行きが怪しくなっていきます。
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