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平和とオリンピアが経営統合に関する記者会見を開催

平和(石橋保彦社長)とオリンピア(嶺井勝也社長)は9日、両社の経営統合についての記者会見を開催した。
平和の石橋社長は会見で、オリンピアの石原会長とは旧知の間柄であることを紹介。そして「平和は営業力、オリンピアは開発力がある。無駄のないコラボレーションであり、高いシナジー効果が期待できる。また、オーナー同士だけでなく(平成12年の資本提携契約締結、平成16年の持ち分法適用会社化を経て)両社の社員同士も既に知り合いとなっており、統合には最高の時機と考えている」と語った。

会見ではこのほか、平和の創業者である中島健吉名誉会長はこの経営統合を見届けた後に経営から退き、精神的なバックアップにまわる意向であること、メーカーとしては平和とオリンピアがそれぞれ存続するが、遊技機の筐体の型起こしや液晶の仕入れ、版権の購入などで共同体制をとり、コストの効率化を図る予定であることなどが報告された。

なお、この経営統合が発表された後の最初の取引日である9日には、三菱UFJ証券が平和の投資判断を「3」から「2」へ格上げ。終値も1565円(前日比5.89%高)と大幅に上昇するなど、両社の経営統合が市場で好感されている。

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