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『メタルスラッグ』訴訟、SNKプレイモアが勝訴

SNKプレイモアは4月27日、同社製パチスロ機『メタルスラッグ』がアルゼの特許権(特許第3056742号)を侵害しているとした訴訟について、4月26日付けの知的財産高等裁判所による判決でアルゼ側の控訴が棄却されたことを発表した。

アルゼでは、平成16年2月6日に『メタルスラッグ』の販売差止めの仮処分を、同年同月22日に特許権侵害差止等請求(10億円の損害賠償請求)を提起していた。
販売差止めの仮処分申し立てについては平成17年9月1日に東京地裁がアルゼの申し立てを却下し、同月16日にアルゼが抗告。同年12月15日にアルゼが抗告を取り下げている。
特許権侵害差止等請求については、平成17年7月7日に東京地裁がアルゼの請求を棄却し、同月20日にアルゼが控訴していた。

アルゼではこの判決について、4月26日に同社ホームページにて「訴訟での論点が特許権利範囲の限られた2、3項目に限定されたために、告知機能システムの全体の権利内容が論点にならずに弁論再開のチャンスが失われ」、「“告知機能システム”の技術内容を明らかに正しく理解していないため導かれた判決内容と考えて」いると説明。今後、上告と同時に別訴等の対応を進めていく予定。
また、『メタルスラッグ』が同社の“告知機能システム”の別の特許権3件を侵害しているとして、昨年12月14日に新たな損害賠償請求訴訟を東京地裁に提訴したと報告している。

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