論文・作文コンクール 最優秀賞は「記念のペアウォッチ」(日遊協)
7日に開催された日本遊技関連事業協会の第18回通常総会において、第6回パチンコ・パチスロ論文・作文コンクールの表彰式が行なわれた。最優秀賞には、小西保明さん(秋田県、一般の部)の作品「記念のペアウォッチ」が選ばれた。
一般の部のテーマは『私がファンになったきっかけ……そして今』。
最優秀賞を受賞した小西さんの作品は、定年退職後に夫婦で出かけた観光旅行の帰路で、急に空き時間ができてしまい、その時間をつぶすために宿泊先の近くにあったパチンコ店に立ち寄ったところ運良く大当たりを引いた、という経験を綴ったもの。出玉を景品のスイス製ペアウォッチに交換して“退職旅行の記念”として妻にプレゼントしたところ、とても喜ばれた。そしてこの経験がきっかけとなってその後も時々パチンコ店に通うようになり、出玉は夫婦揃って大好きなワインに交換しているという。
優秀特別賞は、ピーアークホールディングス(株)の及川由香里さん(東京都、業界の部・ホール向け)の作品『「New タイプ パチンコ店」の提案』。
ピーアークで現在行なわれている「1円パチンコ」が、疎遠になっていたファン層の復活や新規顧客層の開発を実現したこと、また、海外研修でマカオのカジノに行ったことなどの体験をもとに、女性が安心して遊べる環境作りや、貸玉価格を自由に選択できる環境作りなどを提案している。
今回のコンクールの講評として、審査委員長の四方洋氏(元サンデー毎日編集長・評論家)は「業界の部は年々レベルが上がっていると感じた。ただ、強いて苦言を申し上げれば、避けられないことではあるが、マンネリ化している。来年はさらに具体的で新鮮な提案を期待したい。また、実行可能な提案についてはどんどん実行していってほしい」と語ったほか、全部門の作品で共通して言われているのは“社会との共生”だと指摘した。