ニュース 2007/10/10 00:00
「北斗の拳」訴訟に関する特許権、一部無効に
アルゼが保有する特許権(特許第3069092号)についてサミーが無効審判を3件提起していた件について、特許庁は9月20日付で、一部無効とする審決書を送達した。
審決では、特許第3069092号の請求項3項、9項、10項など(告知機能システムに関る部分)については特許の維持が決定されたが、請求項1項、2項(告知機能システムの仕組みから出た結果の報知)については無効と判断された。アルゼではこの判断について、裁判上取消を求めていく意向であることを10月4日付で報告している。
アルゼでは、サミー製パチスロ機「北斗の拳」がアルゼの保有する同特許と特許第3708056号を侵害しているとして平成17年12月に損害賠償請求を提起したが、特許庁は平成18年10月17日に特許第3708056号を無効とする審決書を送達し、今年5月22日には東京地裁がアルゼの請求を棄却した。アルゼでは6月4日付で知的財産高等裁判所に控訴し、現在審理が行なわれている。