組合員ホールに「多重債務者相談ウィーク」ポスター掲示を呼びかけ(全日遊連)
全日本遊技事業協同組合連合会は14日、東京都港区「第一ホテル東京」において全国理事会を開催。理事会後の記者会見では、高コスト体質改善と環境問題の検討を行なう作業部会の設置や、「全国一斉多重債務者相談ウィーク」のポスター掲示、暴力団排除決議案などについて報告が行なわれた。
高コスト体質改善と環境問題に関する作業部会は、全日遊連がメーカー団体に対し要望していた「高コスト体質改善」や、先般策定した「環境自主行動計画」推進のため、遊技機のパーツの規格統一や最大消費電力の低減、廃棄物の発生抑制などを検討するために設置されるもの。全日遊連と日電協、日工組が作業部会の設置について合意し、年内設置を目指す。
「全国一斉多重債務者相談ウィーク」告知ポスターの掲示は金融庁から全日遊連に対し協力要請があったもので、全日遊連としても社会貢献の一環として協力することとした。
この相談ウィークは、内閣に設置されている「多重債務者対策本部」と、日本弁護士連合会、日本司法書士会連合会の主催で行なわれる。全国の地方自治体における相談窓口の整備の促進と、多重債務者が相談窓口を訪れるきっかけの提供を目的としている。
期間は12月10日縲・6日までの1週間。期間中は各都道府県の弁護士会・司法書士会が共同で多重債務者向けの無料相談会を開催する。
全日遊連では告知ポスター5000枚を傘下の組合員ホールに配布し掲示を依頼する。また、ポスターが不足した場合、金融庁のホームページ(http://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/week.html)からダウンロードし、プリントして掲示するよう呼びかける予定だ。
暴力団排除決議案については、暴力団の寡占化や組織の不透明化が進んでいることや、以前に暴排宣言を行なってから15年が経過していることなどから、暴力団排除の再認識を図るために行なうこととした。12月の理事会において決議する予定。