業界団体 2012/09/21 00:00
総付景品ガイドライン改正版が10月から運用へ
全日遊連、日遊協、同友会、余暇進、PCSAのホール5団体は9月14日、東京都港区の「第一ホテル東京」で合同記者会見を開催。
全日遊連の青松英和理事長や日遊協の深谷友尋会長らが出席し、同4日の5団体代表者会議で協議した三点についての報告・説明などを行った。
一点は、昨年11月から運用されている「総付景品等の提供に関するガイドライン」に、来店ポイントに関する規定を盛り込む改正案について合意したことで、「ポイントは毎日、付与できる」「同一日に付与できるポイントは1ポイントとし、1ポイントの価値に対応する金額は20円以下とする」「累積により提供可能な景品の限度額は1万円とする」「提供できる景品は物品に限る」ことなどが明記されることになった。また、「ポイントの付与を行おうとするぱちんこ店の営業者は、当該ポイントに係る累積数を記録するカードその他の証票等について、所有者の氏名を記載するなど、第三者への売却及び第三者の使用を防ぐための措置を講ずるものとする」という規定も加えられた。運用開始は10月1日から。
二点目は「ホール駐車場における子供の車内事故防止対策のさらなる徹底について」で、今年8月16日、三重県桑名市のホールの駐車場で、車内に放置された生後5カ月の乳児が熱中症と見られる症状により死亡したことを「真摯に受け止めている」とコメント。今後は5団体で合同委員会を設置し、同様の事故防止へ、対策を策定して実行するなど、より一層の取り組みをしていくという声明文が発表された。
三点目は業界誌に対する適正な広告・宣伝に関する協力要請で、「今後もホールの健全化に資する誌面作りをお願いしたい」という文書が配られた。