行政/政治 2013/10/25 00:00
「賞品の取りそろえ状況は由々しき事態」と警察庁
警察庁生活安全局保安課は10月17日、ホール5団体に対して、今年5月に実施した「全国のぱちんこ営業所における賞品の取りそろえ状況調査」の調査結果を発出(調査対象/1万1784店舗)。
ホール5団体が2006年12月に策定した「ぱちんこ営業に係る賞品の取りそろえの充実に関する決議」がいまだ履行されていない状況が認められるとして、賞品の取りそろえの一層の充実を図るよう促した。
警察庁は今回の文書の中で、業界が自主決議において「取りそろえの義務に明らかに違反している」としている「賞品が200種類未満、あるいは4品目未満の店舗」が、前回調査した2007年当時と比べて倍増していると指摘(陳列賞品が200種類未満のホールが659店舗、4品目未満のホールが66店舗)。「きわめて偏った賞品しか取りそろえていないと思われる営業所がいまだに認められることは、由々しき事態にあるものと思われる」として、是正を求めている。
ホール5団体は2006年の自主決議で、「全店舗が500種類かつ5品目以上の賞品を2007年12月末までに陳列する(ただし、取りそろえる種類の半数まではカタログ賞品でも可とする)」ことを宣言している。