業界団体 2014/02/21 00:00
RSNが業界関係者を招いた初のセミナー
ぱちんこ依存問題相談機関「リカバリーサポート・ネットワーク」(略称RSN、西村直之代表理事)は2月12日、東京都千代田区の「ユーディーエックスカンファレンス」でセミナー「遊技業界が知っておくべきパチンコ・パチスロ&ギャンブリング依存について」を開催。
西村代表理事は「電話相談に応じて6年になるが、遊技業界の方を招き、依存問題のセミナーをするのはこれが初。当機関への年間相談件数も2013年は3364件と、前年に比べて1304件増えており、より依存問題への対策に取り組む必要があると考えて企画した」と説明した。
基調講演では、独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターの河本泰信精神科医長が登壇。ギャンブル依存について、河本氏は「ギャンブルに対するコントロールがしづらくなっている状態で、本人が不本意でしていることが問題。依存に陥る背景としても、金銭欲、名誉欲、現実逃避欲などさまざまで、これらが複合していることで、問題をわかりにくくしている。問題の背景を見極め、苦痛を取り除くことが大切だ」と話した。