【海物語特集第4弾】~18年間の歴史を振り返る~ 『海物語』変遷史第4部(CRデラックス海物語~CRスーパー海物語IN沖縄4まで)
今のパチンコ業界を代表するコンテンツを1つ挙げるとするならば、それは『海物語』で決まりだろう…そんな書き出しで始まる海物語変遷史も、いよいよ今回が最終章。現在ホールの中心機種として活躍する『CRスーパー海物語IN沖縄4』に至るまで、近年の『海物語』の歴史を紹介していこう。全4部にわたる変遷史に目を通せば、『海物語シリーズ』の進化の歴史はもちろん、業界の変遷までもが垣間見えてくる!
▼第1部(誕生~大海物語まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=26131
▼第2部(誕生~大海物語まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=29418
▼第3部(CRスーパー海物語IN沖縄2~CR大海物語2まで)はこちら
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=29465
プレミアムの次はデラックス!
2012年に登場したのが『CRデラックス海物語』だ。動きのある複数のデラックスな役物と、アクリル板を用いた透明でデラックスな盤面が特徴で、シリーズ累計約10万台のヒットを記録。一部ファンからは『デラ海』の愛称で親しまれた。
2スペックが同時に登場!
ホール登場は2012年11月。『~HMB』は大当たり確率368.2分の1のハイミドルタイプ、『~MMC』は確率319.7分の1のミドルタイプで、どちらも確変率は65%。盤面セルデザインはほぼ同じだ。
ランクアップ式ボーナス搭載!
クジラッキー図柄停止で発生するのが、シリーズ初のランクアップ式ボーナス=クジラッキーボーナスだ。内部的には4Ror8Ror16R確変で、画面をタッチしてクジラッキーが飛び出せばラウンド継続。ボーナス中は専用楽曲の「クジラッキーのうた♪」を聴くことができる。
クジラッキーとカニが飛び出す
『デラ海』の一番の特徴がデラックスな役物類だ。一発告知としてグルグルと回転するデラックスフラッシュを始め、クジラッキーボーナス時に飛び出すクジラッキー役物、ハサミで保留を変化させるカニ役物などが打ち手を驚かせた。
通常モードは3種類
お馴染みの海モードに加え、待機魚群が楽しいダイビングモードと、ステップアップがメイン予告のバカンスモードを搭載。それぞれに連打チャンスやバナナボートといったモード専用リーチも存在する。
甘海は「T-ARA」とタイアップ!
2013年2月にはK-POPアイドルの「T-ARA」(※タラではなくティアラと読む)とタイアップした甘海が登場。大当たり確率は99.9分の1で、ST回数は5回転。大当たりに占める16Rの割合が10%と、甘海にしては高いのが特徴だ。
甘海専用演出もデラックス!
「T-ARA」は大当たりラウンド中に4種類の人気楽曲を披露するのに加え、プレミアム演出などで活躍する。またクジラッキーボーナスがティアラッキーボーナスへと変貌を遂げている。
初の3作目は『沖海』だ!!
まだホールには2010年に登場した前作の『沖海2』が数多く残っていたが、大半のホールが『沖海3』に入れ替え、シリーズ累計約25万台の大ヒットを記録した。ちなみにタイトルに「~3」が付く『海物語』はこの機種が初。ホールでの人気も高く、『沖海』は「屈指の人気シリーズ」として確固たる地位を築く。
甘海専用演出もデラックス!
ホール登場は2013年7月。大当たり確率は358.1分の1で、確変率は65%。通常時は大当たり全体の16%が、電サポ中は8%が突然確変だ。ちなみに本機から6代目ミスマリンちゃんがデビューしている。
当時流行のRTC機能を搭載!
シリーズ初の機能として、1時間に1回&全台一斉で5分間続く「スペシャル魚群タイム」を搭載。この間は専用BGMが大音量で流れ、最終的にスペシャル魚群が出れば大当たり濃厚だ。また、季節に合わせてマリンちゃんの衣装が変化するRTC・カレンダー機能も採用している。
ウリンチャージも初搭載!
真珠貝からウリンちゃんが飛び出せばウリンチャージ発生。電チューがロング開放し、この間に拾われた玉でリーチがかかればチャンスだ。ちなみにウリンちゃんは他にも様々な演出で登場し、大チャンスを呼ぶ。
モードはお馴染みの3つ!
いつもながらの海モードに加え、マリンちゃんの仕草に注目のマリンモードと、ステップアップが楽しい沖縄モードを搭載。ジンベエザメやバギーといったモード専用リーチも存在する。
甘海もロングヒット!
同年12月には甘海が登場。大当たり確率は99.9分の1で、STは5回転。アタッカー賞球数が15個(9カウント)のため、大当たり全体の5%を占める16Rを引いた際の払い出し出玉は2000発を超える!!
ST中専用モードも!
ST5回転の専用モードとしてウリンモードを追加。選択すればウリンちゃんが予告やリーチで一生懸命に頑張る。もしもウリン群が出現すれば特大チャンスだ!!
春には『桜バージョン』が開花!!
2014年4月には『桜バージョン』が登場。スペックは4年前に発表した『CRスーパー海物語IN沖縄桜バージョン』に近く、今作も本格的なSTタイプだ。スペックは2種類あり、『桜マックス』は確率399.6分の1のMAX機。ST回数は71回転(電サポは70回転)で、理論上のST継続率は82.0%に及ぶ。『桜ライト』は確率199.8分の1のライトミドル機で、ST回数は31回転(電サポは30回転)。ST継続率は74.0%だ。
夜桜が舞う新演出!
ST中に発生する新演出が夜桜全回転リーチだ。発生した時点で大当たり濃厚で、その後、センサータッチ演出に成功すれば12Ror16Rが約束される!!
異色のST機が登場!
「右打ち」、「ST」、「純正8個保留」など、それまでの『海物語シリーズ』の常識を色々と打ち破ったのが『アクア』だ。液晶上には球体のサブ液晶・アクアビジョンを搭載し、2014年2月にホールデビューを果たした。
STは100回転!!
確率は315.1分の1(確変中は68.5分の1)で、大当たり後は必ず100回転のST・スーパーアクアチャンスに突入する。理論上のST継続率は77%だ。大当たりは実質4Ror8Ror16Rで、電サポ中は全体の54%を16Rが占める。
ギョッとする大迫力演出!
球体液晶と連動した迫力演出を2つほど掲載した。突サメ演出は様々なタイミングで発生する可能性があり、いつでも超激アツ!! また、アクアフラッシュは一発告知演出で、アクアビジョンからニョキニョキッと役物が出現する!!
3種類のモードは?
シンプル・イズ・ベストの海モードに加え、宝箱予告などが楽しい探索モードと、ミニキャラステップアップが多彩なリゾートモードを搭載。ホイッスルやウェイクボードといったモード専用リーチも存在する。
ST中専用リーチも斬新!
図柄ではなく、キャラがメインのチャレンジ演出を採用。中でもアタック一発チャンスは大当たりの大チャンスだ!!
甘デジは吉木りさとタイアップ!
6月には甘デジが登場。確率は99.9分の1(確変中は70.6分の1)で、大当たり後は50回転のSTに突入する。ST継続率は約51%とそこまで高くないが、電サポ中の大当たりは半数以上が15Ror16Rだ!!
りっちゃん登場で大歓喜!
「スーパーりっちゃんす」はりっちゃん図柄停止から発展する先読み演出で、背景が吉木りさ一色に!! また吉木りさが登場する全回転リーチも2種類存在する。
『大海』の3代目はまわるんるん♪
2014年11月には『大海』の3作目が登場。液晶画面の大きさは19インチにスケールアップ(※『大海2』は15インチ)し、液晶上の一発告知・パールフラッシュも大きくパワーアップ! また、画期的な新機能「まわるんシステム」が話題を集めた。
「まわるんシステム」とは?
大当たり確率は348.6分の1で、確変率は60%(うち10%が突然確変)。スペックは一見するとオーソドックスなミドルタイプだが、一番の特徴は通常時に約30秒に1回の割合で電チューが開放し、平均1個の玉を拾う「まわるんシステム」だ。これにより「デジタルが回らなくてイライラする」といった打ち手のストレスを軽減。そんな画期的な機能も注目を集め、約10万台の販売台数を記録した。
タイムスリップモードを搭載!
演出は基本的に前作を踏襲。ただ裏ボタン技として、十字キーの上ボタンを押すことで「タイムスリップモード」を楽しむことができる。ちょっと粗めの液晶表示や単調な効果音を用いた演出はノスタルジー!
兄弟機は2つ
『大海物語3スペシャル』は2015年4月に登場。大当たり確率は348分の1で、確変率は62%。「まわるんシステム」は採用していない。甘デジの『大海物語3Withアグネス・ラム』は2015年5月に登場。確率は99.9分の1で、STは10回転と『甘海』にしては多いが、その分、確変中確率は19.5分の1と若干低い。こちらは改善した「まわるんシステム」を搭載している。ちなみに両機種合わせての販売台数は約10万台に及ぶ。
さらに『黒海』が登場!
『沖海』をST機にした『桜バージョン』に続き、『大海』のST機は『BLACK』という機種名で登場。スペックは『MAX』が確率399.6分の1で、ST継続率は77.7%。『LIGHT』は確率199.8分の1で、ST継続率は72.3%だ。
ブラッククジラッキー出現で16R!!
『BLACK』一番の勝負所は大当たり直後のパールチャンスだ。画面をタッチしてブラックパール役物が画面を覆い尽くせば、ブラッククジラッキー図柄が揃う16Rに昇格する!!
新たな舞台は日本全土だ!!
沖縄や地中海に続く『スーパー海物語』の舞台は日本全国! 多くの名所や夏祭りを背景にした演出や、複数のご当地演出などを搭載し、シリーズ累計15万台超のヒット機種となった。ちなみに、本機から7代目ミスマリンちゃんがデビューしている。
スペックは2種類
『319バージョン』は確率319.6分の1で、確変率は60%(うち12%が突確)というオーソドックスなミドルタイプ。『239バージョン』は確率239.1分の1で、確変率は60%。時短が50回or100回転で、大当たりが10Ror16Rである点が異色だ。ちなみに、どちらも純正8個保留機で、セルはほぼ共通(※盤面最下部のプラ板の表示が異なるだけ)だ。
一発告知はLEDギミック!!
「ジャパンフラッシュ」と名付けられた一発告知を搭載。上部のクジラッキーが虹色にフラッシュすると大当たり濃厚で、さらにグルグルと回るLEDギミックが文字やキャラを作れば確変大当たり濃厚のロングパターンだ!!
3種類のモードはコレ!
海モードは割愛するとして、四季が美しいジャパンモードと、夏祭りをテーマにしたお祭りモードを搭載。それぞれ独自の予告&リーチ演出が存在する。
甘海は桃太郎電鉄とタイアップ!
確率は99.9分の1で、STは6回転。大当たりの内訳は7Rが95%で、16Rが5%だ。約7万台がホールに導入されている。
桃鉄チャンスがアツい!!
桃鉄キャラは基本的にプレミアム演出で登場。例外は大当たり中に発生する可能性がある桃鉄チャンスで、スペシャルラッキー駅に辿り着けたら保留連濃厚!! 成功期待度は急行や特急などのカードの種類で変化する。
ST機は金色に染まる!
2017年2月にはSTタイプの『金富士バージョン』が登場。確率319.6分の1の『319ver.』と確率199.8分の1の『199ver.』があり、盤面セルはほぼ共通(※最下部のプラ板の表示が異なるだけ)だ。ST継続率はどちらも約65%とそこまで高くないが(※とはいえ現行規則では最大値)、その分、大当たりに占める16ラウンド(※『199ver.』は15ラウンド)の割合は高め。2スペック合わせて約3万台を販売した。
『金富士』専用演出も多数!
ワリン演歌予告は4連続すれば大当たり濃厚で、そのままワリンが「ふたりの海物語♪」を熱唱する演歌ラウンドに突入する。金富士ゾーンはST序盤のモードで、リーチがかかればその時点で大当たり濃厚だ。また、ジャパンゴールド演出は他にも複数存在し、いずれも「キーン!」という効果音とともに歓喜を呼ぶ。
そして『沖海4』へ…
2016年10月には4作目となる『沖海』が登場。一番の特徴は4つ目のモードとして「ハイビスカスモード」が搭載された点で、海シリーズとしては唯一、魚群予告のない演出(※ハイビスカス魚群を除く)が楽しめる。約13万台を販売し、さらに2017年5月には甘デジの『CRAスーパー海物語IN沖縄4 withアイマリン』が登場する。諸々の演出やスペックの詳細は本サイトを参照してほしい。
【特集記事】『沖海4』をもっと楽しく!信頼度、法則、マニアックポイントを大公開!!
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=25371
【機種情報】CRスーパー海物語IN沖縄4
http://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=4712
【機種情報】CRAスーパー海物語IN 沖縄4withアイマリン
http://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=4905
第4部では全17機種を掲載したが、『CRスーパー海物語IN沖縄3』、『CRスーパー海物語IN沖縄3桜マックス』、『CRまわるんパチンコ大海物語3』、『CR大海物語3スペシャルMTE-1』、『CR大海物語BLACK MAX』の5機種は2016年の自主回収によりホールから姿を消している。さて、これにて全4回にわたる『海物語変遷史』はひとまず終了。全77機種、約18年に及ぶ歴史を振り返ると、いくつかの失敗を伴いながらも、演出・ギミック・スペック…その全てが時代とともに洗練され、常に進化し続けていることが見て取れる。だからこそ『海物語』はこんなにも長い間、多くのファンに愛され続けているのだろう。ひとまず終了…と書いたが、また3~4年後には変遷史第5部として、さらなる進化を遂げた数々の『海物語』を紹介したい。乞うご期待!
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