~怖いけれど惹かれる貞子の歴史を振り返る~ パチンコ『リング』ヒストリー
おどろおどろしい効果音や戦慄を覚える液晶演出、そして不気味かつインパクト抜群の各種ギミック…怖いけれど、なぜか打たずにはいられない『リング』シリーズ。呪いと人気の連鎖が如何にして生まれたのか? 今回はその変遷を見ていこう。
ヘソと電チューが別抽選!?
初代『リング』が登場したのは約10年前のこと。スペックは大当たり確率313分の1で、確変突入率が53%というミドルタイプ。当時としては画期的な"ヘソと電チューが別抽選"を採用。突然確変割合はヘソ入賞時のほうが電チュー入賞時より高い(ヘソ→10%、電チュー1%)ため、実質確変突入率は47.8%、継続率は52.5%と、電サポの働く確変&時短中のほうが爆発力がアップする。『G』と同時デビューを飾った『N』は大当たり確率359分の1、確変率は59%。実質確変突入率は54.4%、継続率は58.6%。スペックは『G』より若干辛めだが、ツボにハマった際の爆発力は、こちらに軍配が上がる。
貞子が登場すれば大チャンス!!
液晶右上にある貞子の眼がサイレンを伴って激しい光を放つか、2種類の貞子系リーチ「貞子覚醒」、「貞子終焉」に発展すれば大当たりの期待大!
突然確変の契機は3ルートあり
突然確変は「異界への扉」が開くことで突入する。通常時の発生率は約3130分の1。「リングゾーン」、「弱SPリーチハズレ後」、「デジャブパニック」の3ルートが発生契機だ。
「呪いの7日間」を体感できる
2代目は大当たり確率381分の1、確変突入率100%(ST70回転)のMAXタイプで、ST70回転における理論上の連チャン率は75.9%だ。映画『リング』スタッフによるオリジナルストーリーを採用し、初代を凌駕する恐怖感溢れる演出が展開される。姉妹機は全4機種登場しているが、甘デジの『FPW』のみST回数が35回転だ。
呪いの7日間の恐怖を再現!?
「呪いの7日間モード」と「運命の7日間モード」を搭載。前者は継続するほど潜伏確変の期待が持てる特殊モードで、後者はショートストーリーで展開される特殊連続演出だ。
怖ければ怖いほどアツい!?
液晶上部から落下して灼熱の展開を呼び込む「呪いの手ギミック」や、「貞子覚醒リーチ(陽一編&智子編)」、「貞子終焉リーチ」、「デジャヴパニック」など、恐怖感を存分に味わえる演出が多数搭載されている。
STは3段階の演出変化で展開
70回転のSTは貞子接近→呪いの連鎖 みちづれor脱出→最後のあがきと、3段階に演出が変化して連チャンを目指す。ちなみに呪いの連鎖 みちづれは、映画『リング』スタッフによる撮り下ろしのオリジナルストーリーで展開され、女子高生が呪われると大当たりだ。
前作から3年の時を経て「運命の日」来ル!!
3代目は大当たり確率390.1分の1、確変突入率100%(ST84回転)のMAXタイプ。ST連チャン率は81.3%。呪いの手ギミックの指が妖しく動けば落下は近い!? ちなみに落下ポイントはシリーズ最多の115ヶ所!! 加えて落下頻度を変更できる機能を搭載している。姉妹機は4種類あり、ちょいパチの『29』のみST回数が10回転となっている。
運命の日をカウントダウン!?
貞セグが完成し「運命の日カウントダウン」から運命の日を迎えると激アツ必至の「貞子覚醒リーチ」か「貞子終焉リーチ」に発展濃厚!! 前者は「智子 呪いの結末」、「雅美 呪いの真相」の2種類が、後者は「一章 終焉の幕開け」、「二章 呪いの伝播」、「最終章 呪いの増殖」の3種類が存在する。最後は呪いの手ギミックで終止符を打て!!
迫り来るSTは84回転
84回転のSTは前作同様、貞子接近→デジャヴパニック→最後のあがきと、3段階の演出変化で連チャンを目指す。第2段階のデジャヴパニックは前作にも搭載されていた呪いの連鎖「みちづれ」、「脱出」に、「非日常」、「呪いのビデオ」という新演出が加わった。
V-STタイプで「呪い再び」訪れる!?
3代目のスピンオフとして登場した本機は、Wスタートチャッカー(8個保留)、ランクアップ式特殊ボーナス搭載、V確変タイプと、シリーズ初搭載の機能が複数存在する。大当たり確率は399.6分の1、確変突入率は70%→100%(ST100回転)のMAXタイプ。ST100回転における連チャン率は80.0%だ。ちなみに翌年5月に登場した甘デジタイプの『FPIZ』は80回転のSTタイプだ。
呪いの連鎖ST~運命の刻~
100回転のSTは仲間すべてを呪いつくせ!! →学校で呪いを連鎖せよ!! →ビデオで呪いを伝播せよ!! →呪いを成就させよ!! と、4段階の演出変化で連チャンを目指す。「早送りデジャヴパニック」や「貞子接近ゾーン」といったST専用演出が多彩に存在する。
呪いのビデオ再生大当たり
ランクアップ式特殊ボーナス。呪いの手落下ギミックが落下するとラウンドが継続し、獲得出玉が上乗せされていく。呪いのビデオを最後まで見た(15R完走した)際の獲得出玉は(払い出しで)2160個!!
『リング』シリーズの歴史を振り返ってきたが、いかがだったろうか? そして2017年6月末より様々な仕掛けが施された台枠を伴って、またシリーズ10周年の集大成として、徹底的に"怖さ"にこだわった『リング~終焉ノ刻』がホール登場。ゲーム性や演出のキモは、本サイトでぜひチェックしてほしい。