ハナハナのハナシ - あの日見た華の名前を僕達はすでに知っている。
チカチカ。もう、お馴染みですよね。ハイビスカスによるボーナス告知を表現したこのチカチカは、ジャグラーのペカと比肩するボーナス告知の代名詞ですもんね。そんなビスカスマシンの多くは30Φコーナーに生息してますが、25Φコーナーにないことはないので、多くのプレイヤーは見たり触ったりしたことがあるでしょう。
25Φの通常メダルに対して、30Φのデカコイン。扱うメダルの大きさからこんな表現をされることもあります。デカパイに対してチッパイだ、巨乳貧乳だと言ってる輩もいるようですが、デカコインは沖スロの代名詞であり、沖スロといえばやはりハイビスカスを思い出す方は多いでしょう。ちなみに沖縄の県花はハイビスカスではなくデイゴ。THE BOOMの名曲「島唄」の出だしにもあるあのデイゴです。ついつい、ハイビスカスが沖縄の県花だと思いがちですが、実はデイゴなんです。
そしてハイビスカスといえば、そうパチスロメーカー「パイオニア」ですよね。パイオニアの歴史はハイビスカスから始まった……わけではなく、1985年に1号機『フォーチュンワン』を出したところから歴史が始まります。
この『フォーチュンワン』、パチスロメーカー「高砂電器」の『ワンダーセブン』とほぼ同じゲーム性です。パイオニアが1989年に出した参入3作目『スーパーセブン』もまた高砂由来の機種です。高砂の『スーパーセブン』は同社初のパチスロで、右に大型のレバーが付いたアップライト型です。いわゆる0号機というヤツです。その名前を拝借したり、同じゲーム性の機種を出したり、さらには同じ関西のメーカーということなど……察しの良い方ならすでにおわかりでしょう。業務提携。アライアンスパートナーだったんです。そんな関係は、4作目の『ムサシ』で終わりを告げます。
そんなパイオニアですが、小生の個人的なイメージは、1992年に登場した5機種目の『ムサシ2』からです。Mの図柄が印象的な台です。『ムサシ』が2.2号機で小役の集中があったのに対し、3号機の『ムサシ2』は小役の集中がありません。ボーナスでメダルを獲得していくゲーム性です。ですが、その当時の例に漏れずチューンナップが施されてました。当時、8枚交換+消費税3%の実質8.24枚交換で、13万ゼニー勝ちを記録したんです。何枚流したか記憶にありませんが、今になって逆算すると11000枚ほど出た計算です。人生初の万枚だったんですよね、意識してませんでしたが……。兄ちゃんいっぱい出たねぇなど、変な輩に絡まれる前にトンズラすることだけを考えてました。それに、昔はBモノを打っていればドル箱タワーを積み上げることはよくあるわけで、今と違って万枚が一つの目標というわけでもなかったので特に意識してなかったんですよね。パチンコの『エキサイト』で10万発出してたから、スロで万枚出したところでゼニー的にはその半分でしかありません。だから、別にという印象だったんですよね。そんな出来事が小生とのパイオニアとの出会いです。
パイオニアは告知マシン3本柱として、シオサイシリーズ、オアシスシリーズ、ハナハナシリーズを挙げています。その先駆けがシオサイでした。そのシオサイシリーズとは別のブランドとして登場するのが25Φの『オアシス』(2001年2月)、30Φの『ハナハナ-30』(2001年4月)です。両者はリール配列など同じ兄弟機で、以降25Φはオアシスの名を、30Φはハナハナの名を受け継いで行くことなります。直近の例だと、3年ちょっと前に出た『クイーンオアシス』と『クイーンハナハナ-30』がそうで、リール配列、確率、演出、告知タイミングなどは完全に同じです。そんなシオサイから始まったビスカス告知シリーズですが、今定期的に年1回の頻度で新台をリリースし続けているのはハナハナシリーズだけになってます。つまり、勝ち残ったのがハナハナシリーズなんです。
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/309
|
1/655
|
1/210
|
90.5%
|
2
|
1/292
|
1/650
|
1/201
|
93.0%
|
3
|
1/273
|
1/626
|
1/190
|
96.3%
|
4
|
1/256
|
1/605
|
1/180
|
99.5%
|
5
|
1/240
|
1/566
|
1/169
|
102.9%
|
6
|
1/240
|
1/364
|
1/145
|
106.4%
|
設定
|
ノーマル
|
連チャン
|
朝イチ
|
出玉率
|
1
|
1/244.5
|
1/20.0
|
1/60.0
|
90.1%
|
2
|
1/228.3
|
1/20.0
|
1/60.0
|
93.0%
|
3
|
1/212.8
|
1/20.0
|
1/60.0
|
96.4%
|
4
|
1/196.8
|
1/20.0
|
1/60.0
|
100.2%
|
5
|
1/182.0
|
1/20.0
|
1/60.0
|
104.3%
|
6
|
1/150.3
|
1/20.0
|
1/60.0
|
111.3%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/309
|
1/655
|
1/210
|
90.5%
|
2
|
1/292
|
1/650
|
1/201
|
93.0%
|
3
|
1/273
|
1/626
|
1/190
|
96.3%
|
4
|
1/256
|
1/605
|
1/180
|
99.5%
|
5
|
1/240
|
1/566
|
1/169
|
102.9%
|
6
|
1/240
|
1/364
|
1/145
|
106.4%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/327
|
1/555
|
1/206
|
95.0%
|
2
|
1/315
|
1/512
|
1/195
|
98.0%
|
3
|
1/303
|
1/474
|
1/185
|
100.0%
|
4
|
1/292
|
1/442
|
1/176
|
103.0%
|
5
|
1/284
|
1/420
|
1/169
|
105.0%
|
6
|
1/277
|
1/399
|
1/163
|
107.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/327
|
1/546
|
1/204
|
95.0%
|
2
|
1/312
|
1/504
|
1/192
|
98.0%
|
3
|
1/297
|
1/468
|
1/182
|
100.0%
|
4
|
1/286
|
1/436
|
1/172
|
103.0%
|
5
|
1/276
|
1/409
|
1/165
|
106.0%
|
6
|
1/268
|
1/385
|
1/158
|
109.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/306
|
1/496
|
1/189
|
95.0%
|
2
|
1/296
|
1/468
|
1/181
|
98.0%
|
3
|
1/282
|
1/442
|
1/172
|
100.0%
|
4
|
1/268
|
1/412
|
1/162
|
103.0%
|
5
|
1/256
|
1/385
|
1/153
|
106.0%
|
6
|
1/244
|
1/364
|
1/146
|
110.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/312
|
1/520
|
1/195
|
96.0%
|
2
|
1/303
|
1/489
|
1/187
|
98.0%
|
3
|
1/290
|
1/452
|
1/176
|
101.0%
|
4
|
1/275
|
1/417
|
1/165
|
104.0%
|
5
|
1/259
|
1/383
|
1/154
|
107.0%
|
6
|
1/244
|
1/348
|
1/143
|
111.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/303
|
1/504
|
1/189
|
96.0%
|
2
|
1/293
|
1/474
|
1/181
|
98.0%
|
3
|
1/281
|
1/439
|
1/171
|
101.0%
|
4
|
1/268
|
1/407
|
1/161
|
104.0%
|
5
|
1/255
|
1/374
|
1/151
|
107.0%
|
6
|
1/239
|
1/341
|
1/140
|
111.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/297
|
1/496
|
1/186
|
96.0%
|
2
|
1/287
|
1/464
|
1/177
|
98.0%
|
3
|
1/275
|
1/431
|
1/168
|
101.0%
|
4
|
1/262
|
1/397
|
1/157
|
104.0%
|
5
|
1/248
|
1/366
|
1/147
|
107.0%
|
6
|
1/235
|
1/336
|
1/138
|
111.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/309
|
1/516
|
1/193
|
96.0%
|
2
|
1/297
|
1/481
|
1/184
|
98.0%
|
3
|
1/284
|
1/445
|
1/173
|
101.0%
|
4
|
1/270
|
1/409
|
1/163
|
104.0%
|
5
|
1/256
|
1/376
|
1/152
|
107.0%
|
6
|
1/240
|
1/344
|
1/141
|
111.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/303
|
1/504
|
1/189
|
96.0%
|
2
|
1/293
|
1/474
|
1/181
|
98.0%
|
3
|
1/281
|
1/439
|
1/171
|
101.0%
|
4
|
1/268
|
1/407
|
1/161
|
104.0%
|
5
|
1/255
|
1/374
|
1/151
|
107.0%
|
6
|
1/234
|
1/336
|
1/138
|
112.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/299
|
1/496
|
1/186
|
96.0%
|
2
|
1/290
|
1/468
|
1/179
|
98.0%
|
3
|
1/277
|
1/434
|
1/169
|
101.0%
|
4
|
1/264
|
1/399
|
1/159
|
104.0%
|
5
|
1/250
|
1/368
|
1/148
|
107.0%
|
6
|
1/233
|
1/332
|
1/137
|
112.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/318
|
1/528
|
1/198
|
96.0%
|
2
|
1/306
|
1/492
|
1/188
|
98.0%
|
3
|
1/293
|
1/458
|
1/179
|
101.0%
|
4
|
1/277
|
1/420
|
1/167
|
104.0%
|
5
|
1/262
|
1/395
|
1/156
|
107.0%
|
6
|
1/246
|
1/352
|
1/145
|
111.0%
|
設定
|
BB確率
|
RB確率
|
合算確率
|
出玉率
|
1
|
1/299
|
1/496
|
1/186
|
96.0%
|
2
|
1/288
|
1/468
|
1/178
|
98.0%
|
3
|
1/278
|
1/436
|
1/170
|
101.0%
|
4
|
1/268
|
1/407
|
1/161
|
104.0%
|
5
|
1/255
|
1/374
|
1/151
|
107.0%
|
6
|
1/234
|
1/336
|
1/138
|
112.0%
|
さて、ここまでハナハナシリーズの振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか。後半尻すぼみ? だってだって、ここ何年かはゲーム性がまったく変わってないのですから、そこは忖度していただきとうございます。ボーナス成立ゲームのレバーでほとんど光り、たまに次ゲームのレバーに告知を持ち越す。小役とボーナスの同時当選があって、チェリーはそこそこ期待できるものの、それ以外の小役はプレミアム級の期待度。BBは312枚、RBは130枚で、BB中のスイカ確率に設定差があり、ボーナス終了後のパネルフラッシュで設定示唆。新台が出ても出玉率はほぼ一緒で、ボーナス確率が多少前後する程度。こんな感じで基本の柱はここ何年も変わってません。
覚えたり面倒なことを嫌うプレイヤーにとって、この不変のゲーム性は安心安全を保証するこの上ない理想郷です。完全告知マシンを毛嫌いするプレイヤーがいる一方で、こよなく愛するプレイヤーも数多く存在します。好き嫌いはあって当然です。個人的には若いときは苦手意識がありましたが、今は完全告知マシンは「禅」という認識で、内観など自分自身と向き合うのにはこれほど最適なマシンはないと思ってます。
8/7はハナハナの日。ここ何年も変わらなかったハナハナシリーズのゲーム性は、今度の規則改正で変わらずにはいられないでしょう。それでも、10年後の8月もまた出合えるのを信じて、最高の思い出作りに打ちに行ってみてはいかがでしょうか。