業界団体 2019/05/17 00:00
東遊商、取扱主任者教育の第三者機関設立へ
東遊商(中村昌勇理事長)は5月8日、東京都港区の「ホテルヒルトン東京お台場」で第58回通常総会を開催。
中村理事長は冒頭、「依然、厳しい遊技業界だが、だからこそ、販社は『確実で丁寧な仕事』で信頼を築くことが必要」とあいさつ。その上で、「その信頼が、技術力のない遊技機取扱主任者を用いた、(組合外の業者による)責任感の希薄な仕事のせいで失墜しつつある」と懸念を示し、「資格を得ただけで、われわれと同じ環境で働く人々との差別化を図る必要性がある」と主張。
具体的な方策として、日遊協、日工組の協力を仰ぎながら、専門の教育機関としての第三者機関(一般社団法人)を設立し、従来、組合内で行ってきた技術講習と試験を実施。独自の資格制度で、技術ある、販社所属の主任者の地位向上を目指す構想を明らかにした。
なお、組合内の理解を深めるための説明会も今後、開催していく。
議案審議では、中古機の流通にかかわる変更承認申請書類の交付状況(2018年4月1日~2019年3月31日)を報告。件数は18万7583件(前年度22万6069件)、確認証紙発行台数は29万1044台(同36万1817台)となる。任期満了に伴う役員改選では、中村理事長が続投となった(6期目)。