業界団体 2019/05/31 00:00
都遊協、風営法議連PTの提言に期待感
都遊協(阿部恭久理事長)は5月22日、東京都文京区の「東京ドームホテル」で第52回通常総代会を開催。
阿部理事長は、あいさつで「依存対策の前提である射幸性の抑制について、新基準機の試験適合率が思わしくない。そんな中、『時代に適した風営法を求める議員連盟』の『遊技機基準等プロジェクトチーム』において、射幸性の抑制が依存対策に資する根拠を示すよう、行政に提言されるなど、近い将来、遊技環境が変化する可能性が示唆されてきた」と述べ、業界に理解を示す議員の増加に期待感をにじませた。
議案では、役員定数について審議。現状の「85人以上97人以内」から「75人以上90人以内」とする定款の変更について、拍手多数で承認した。
行政講話では、警視庁保安課の栗城研生風俗保安対策官が登壇。「依存対策」について、「2700人以上の安心・安全パチンコ・パチスロアドバイザーが誕生するなど、非常に意欲的」と評価するとともに、「長く続けていけば、必ず良い結果につながる施策。くれぐれも形骸化することのないように」と要望した。なお、2018年度(2018年4月1日~2019年3月31日)の行政処分件数は89件で、前年比5件減となる一方、現時点での件数は36件と前年度の同時期より、17件も多くなっている。