『スーパードラゴン』解析攻略! ~超龍の内部に肉薄~
▼機種情報『スーパードラゴン』
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6月17日から導入が開始されたネットの『スーパードラゴン』。
初代の『スーパードラゴン』はネットの前身「 日活興業」から1995年に登場し、同年に後継機『スーパードラゴンα』も登場しています。
そんな超龍の遺伝子を受け継ぎ24年の眠りから目覚めた本機、ゲーム性は至ってシンプルです。
◎ボーナスは枚数管理型
◎初当たりのボーナス(赤7ボーナス)は100~998枚
◎ボーナス入賞後に昇龍演出発生で222枚以上
◎ボーナス中は規定枚数の上乗せあり
◎ボーナス中の1G純増は約2.8枚
◎ボーナス後は7Gの龍宮ゾーンへ移行し約70%(設定1)でボーナスループ
◎ループ時のボーナス(ドラゴンボーナス)は100~1999枚
簡単に説明すると「100枚以上のボーナスが約70%でループ」するシステムです。
これだけを見ると非常にシンプルな告知タイプと思えますが、内部はちょっと複雑です。
ここからは、解析数値を交えつつ、ポイントを見ていきましょう。
まずは、スペックから。
スペック表 | |||
設定 | 初当たり確率 | トータル確率 | 出玉率 |
1 | 1/392 | 1/125 | 97.7% |
2 | 1/309 | 1/119 | 98.9% |
3 | 1/366 | 1/115 | 100.4% |
4 | 1/277 | 1/107 | 102.3% |
5 | 1/320 | 1/100 | 103.9% |
6 | 1/234 | 1/92 | 107.5% |
初当たり確率は、奇数設定より偶数設定のほうが高めです。
トータル確率は設定が上がるにつれ高くなっていくことから、ボーナスループ率の面で奇数設定が偶数より優遇されています。
ボーナスループ率約70%というのは設定1の数値で、設定によって多少前後します。
小役確率 | ||||||
小役 | 設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | 設定5 | 設定6 |
リプレイ | 1/8.5 | 1/8.6 | 1/8.6 | 1/8.6 | 1/8.6 | 1/8.7 |
押し順1枚役A | 1/6.3 | |||||
押し順1枚役B | 1/7.4 | |||||
押し順ベル | 1/1.8 | 1/1.9 | ||||
角チェリー | 1/99.9 | 1/98.4 | 1/97.5 | 1/96.4 | 1/94.7 | 1/92.7 |
中段チェリー | 1/16384 | |||||
スイカ | 1/50.2 | 1/49.4 | 1/48.3 | 1/47.6 | 1/46.9 | 1/45.0 |
共通ベルとチャンスベル以外の小役確率が現時点で判明しています。
角チェリーやスイカに段階的な設定差が存在し、50枚あたりのゲーム数は43.2G(設定1)~45.4G(設定6)となっています。
通常ゲーム中はまず初当たりを目指しますが、ボーナス契機としてあるのは
●「毎ゲームの抽選」
●「規定ゲーム数の消化」
の2つで、チャンスゾーンなどは存在しません。
毎ゲームの抽選は、レア役ならチャンス、中段チェリーならボーナス確定(223枚以上)です。
もう1つのボーナス契機、規定ゲーム数の消化は、4個のモードと2個のテーブルがポイントとなってきます。
まず、4個のモードですが、これは規定ゲーム数の振り分けに影響を及ぼします。
○通常モード……最も選択されやすいモード、天井は997G
○ミドルモード……通常モードよりも早い初当たりが期待できるモード、天井は997G
○ドラゴンモード……深いゲーム数が選ばれやすいがボーナス時は222枚以上確定、天井は998G
○連チャンモード……早い初当たりが期待できるモード、天井は127G
そして、ここからがポイントとなりますが、モード決定後、2つのテーブルによりそれぞれ規定ゲーム数が決定されます。
2つの規定ゲーム数を持つイメージです。
□テーブル1「固定テーブル」
□テーブル2「加算テーブル」
固定テーブルは、1G消化で1G進行するテーブル。
例えば、規定ゲーム数として230Gが選択され場合、230Gを消化するとボーナス確定となります。
まぁ、一般的なゲーム数解除の概念ですね。
一方、加算テーブルは、1G消化で1G進行するのはもちろんですが、スイカなどで進行ゲーム数を一旦ストックし、角チェリー成立時にストックしているゲーム数を解放(上乗せ)するものです。
具体例で説明すると、50G目にスイカが成立し進行ゲーム数を100G内部ストックしたとします。
80G目に角チェリーが成立し、そこでストックしているゲーム数を解放(上乗せ)したので、その時点で180G進行したことになります。
規定ゲーム数が140Gならそこに到達したことになるので角チェリーの次ゲームでボーナス告知が発生となります。
ボーナス契機「期待ゲーム数の消化」は、このように固定テーブルと加算テーブルの規定ゲーム数をそれぞれ決定し、どちらか一方でも到達すればボーナス確定となる「Wゲーム数解除システム」となっているんです。
ここからは加算テーブルの進行ゲーム数のストックについて説明していきます。
進行ゲーム数のストックが期待できる小役は
・スイカ……ストック確定、10G以上、平均13.8G
・チャンスベル……ストックの抽選、当選なら50G以上、平均26.7G(ストック非当選込み)
・押し順1枚役A……ストック確定、99.95%で1G、1G以外なら100G以上、平均1.1G
となります。
また、角チェリーでストックゲーム数を解放(上乗せ)した際、初期値と呼ばれるストックゲーム数を獲得できます。
この初期値は10G以上、平均10.1Gとなり、例えば角チェリーで解放(上乗せ)した次のゲームで角チェリーが出現しても初期値があるためその角チェリーでも10G以上の解放(上乗せ)が発生します。
これらストックゲーム数は最大1000Gまでストック可能です。
ストックゲーム数はボーナス告知後に持ち越すことはできませんが、ストックゲーム数が多いほど昇龍(223枚以上のボーナス)が発生しやすくなっているようです。
スイカ成立後などに光るドラゴンランプの色は、ストックしているゲーム数とボーナスの期待度を示唆しています。
色別期待度は白≪青≪黄≪緑≪赤≪紫の順にアップします。
色別に内部的に4段階あり、4段階目の明滅パターンはチャンスです。
プレミアムの虹色は昇龍(223枚以上のボーナス)が確定します。
明滅パターンや赤以上なら角チェリー成立まで粘ったほうがいいかもしれません。
さて、加算テーブルのゲーム数ストックと解放(上乗せ)を理解してもらったところで、規定ゲーム数の振り分け(イメージ)を見ていきましょう。
「固定テーブル」のゲーム数振り分け(イメージ) | ||||
振り分け | 通常モード | ミドルモード | ドラゴンモード | 連チャンモード |
1~127G | 100% | |||
128~255G | - | |||
256~383G | - | |||
384~512G | - | |||
513~639G | - | |||
640~767G | - | |||
768~895G | - | |||
896~998G | - |
「加算テーブル」のゲーム数振り分け(イメージ) | ||||
振り分け | 通常モード | ミドルモード | ドラゴンモード | 連チャンモード |
1~127G | 100% | |||
128~255G | - | |||
256~383G | - | |||
384~512G | - | |||
513~639G | - | |||
640~767G | - | |||
768~895G | - | |||
896~998G | - |
先ほど述べたように、モード決定後、そのモードに従い規定ゲーム数を固定テーブル、加算テーブル両方から選択します。
この表では、その選択率が濃いところに色を付けてあります。
青はややチャンス、黄はチャンス、赤は激アツです。
固定テーブルのほうは、通常モードの場合、127Gまでがややチャンス、384~512Gがチャンスとなります。
ミドルモードの場合だと、128~255Gがチャンスです。
加算テーブルのほうは、固定テーブルよりも規定ゲーム数の振り分けに濃淡が付いています。
ミドルモードの場合だと、128~255G、384~512G、640~767Gと、頻繁にゾーンが訪れます。
ただし、角チェリー時の解放(上乗せ)など、ボーナス告知が発生しても何ゲーム解放(上乗せ)したのか不明のため、規定ゲーム数やモードの特定は難しいと言えるでしょう。
もう1つ同時進行している固定テーブルのほうで引っかかった可能性もありますし、毎ゲームの抽選で当選した可能性もありますから。
ここまで、ボーナス契機「規定ゲーム数の消化」についてモードとテーブルの説明をしてきましたが、実際プレイする際に注意してもらいたい点として「データカウンターのズレ」があります。
モードは、有利区間移行時や龍宮ゾーン終了時に抽選しそこからのゲーム数のカウント開始となるので、データカンターのゲーム数と現時点での消化ゲーム数ではズレが生じます。
例えば、設定変更後の朝イチから打ち始めたとしましょう。
設定変更後すぐに有利区間へ移行するわけではなく数ゲーム消化後に有利区間へ移行するため、通常・ミドルモードの天井となる997Gでボーナス告知は発生せず、ドラゴンモードの天井となる998Gでも告知が発生せず、999Gを超えてやっと告知が発生するパターンも考えられます。
以上のような抽選を経て、ハイビスカスが光れば待望のボーナス確定となります。
液晶を持たない本機ですが、告知前に違和感演出で察知できることもあります。
違和感演出としては
・盤面消灯(上下パネル消灯なら昇龍確定:通常時のみ)
・ハイビスカスまばたき演出
・ドラゴンまばたき演出(両目の部分)
・ナビ矛盾(3択押し順ナビでスイカ・共通ベル・リプレイ成立)
・消灯演出(残りボーナス当選まで32G以内時、かつ消灯演出発生時の1%で第1停止+第3停止消灯or第3停止消灯が発生)
があります。特に、消灯演出はボーナスまで32G以内と幅がありますので、消灯後何もないからとヤメないよう注意が必要です。
ハイビスカスによるボーナス告知ですが、昇龍示唆のプレミアムパターンがかなりの数が用意されています。
光り方に違和感を感じたらその後は要チェックです。
ボーナスはオートで揃う擬似ボーナスなので、目押しの必要はありません。
その際、右下がりに揃ったり、ハサミ停止で揃ったりした場合、その時点で昇龍確定となります。
それらが発生しなくても昇龍の可能性はあるので、ボーナスが揃ったあとはリールの動きに注目です。
発生すれば規定枚数223枚以上(通常時)の昇龍演出。
ドラゴンモードでのボーナス、中段チェリーでのボーナスは昇龍確定となり、それ以外だと未解放分のストックゲーム数を参照した抽選があります。
初当たりボーナスは赤7ボーナスとなり、規定枚数は100枚が基本。
昇龍発生で223~999枚となります。
ボーナス消化中は、リプレイ以外で規定枚数の上乗せが期待できます。
ドラゴンランプの色で枚数や期待度を示唆し、上乗せ当選時はボーナス終盤に告知が発生します。
BGMが昇龍乱舞に変化した場合は100枚以上の上乗せが確定です。
300枚以上の上乗せの一部でプレミアム音が発生する場合もあります。
ちなみに、中段チェリーは300枚以上の上乗せ確定です(有利区間完走の場合は除く)。
ボーナスを堪能したあとは、いよいよ本機一番の叩きどころと言える龍宮ゾーンへ突入です。
ボーナス終了後、まず待機状態となります。
数ゲームの待機状態を経てボーナス超高確「龍宮ゾーン」へ突入となります。
龍宮ゾーンは最大7G継続し、ボーナス期待度は約70%(設定1)。
この約70%のボーナスループを引き続けられるかが、勝敗の鍵を握ります。
龍宮ゾーンでのボーナス抽選システムは、まず突入時にボーナス抽選を実施。
当選なら放出ゲーム数を決定します。
放出ゲーム数は1~6Gまでが12.5%ずつの振り分けで、7G目が20.3%、終了後告知の8G目が4.7%あります。
最終ゲームの7Gがややアツく、それまでに告知が発生しなくてもまだチャンスが残されている感じですな。
また、この抽選とは別に、龍宮ゾーン中は毎ゲームのボーナス抽選も実施されます。
突入時の抽選に漏れても、この毎ゲームの抽選でヒットさせることも可能です。
龍宮ゾーン中はボタン停止音が無音になったり第3停止後にまばたき演出が発生する違和感演出でボーナスを事前に察知できることがあります。
BGM停止は問答無用でボーナス確定です。
龍宮ゾーン突入時の抽選で当選し、なおかつ毎ゲームの抽選にも当選した場合は昇龍が確定となります。
これ以外にも昇龍昇格抽選があり、中段チェリー時は昇龍が確定します。
龍宮ゾーンの一部でBGMが異なる「昇龍ゾーン」となります。
この昇龍ゾーンはかなり激アツで、ボーナス当選なら昇龍が確定です。
ボーナスの抽選方法は龍宮ゾーンと同じ=ボーナス期待度約70%なので、無事ボーナスを射止められるかドキドキの7Gです。
龍宮ゾーンでのボーナスはドラゴンボーナスとなり、規定枚数は100枚以上かつ1999枚まで期待できます。
昇龍発生で222枚以上確定です。
さらに、ドラゴンボーナスには様々なチャンスパターンが存在します。
昇龍発生時にゾロ目枚数で停止したり、語呂合わせ枚数に停止した場合は、50%でそこから+1000枚が確定します。
ゾロ目枚数や語呂合わせ枚数以外でも1000枚上乗せの可能性は0.1%あるので、それを引き当てられたらかなりレアと言えます。
語呂合わせ枚数は、
◎354(さんご礁)
◎413(シーサー)
◎508(ゴーヤ)
◎690(琉球王国)
◎784(那覇市)
◎813(ハイサイ)
◎917(ヤンバルクイナ)
と、百のくらいすべての数字でチャンスがあるので、昇龍演出で枚数確定後は要チェックです。
4桁枚数が内部的に確定しているときの一部でリール左下のマーメイドランプが点灯します。
昇龍後にゾロ目枚数や語呂合わせ枚数が出現したときはマーメイドランプにも注目です。
ボーナス中の楽曲変化もあります。
昇龍後は「TheDragon」、マーメイドランプ点灯後は「千年海唄」となり、ドラゴンボーナス9連以上or100枚以上の上乗せの一部で「昇龍乱舞」が流れることがあります。
ちなみに、千年海唄へ変化したあと、第3停止後にPUSHボタンでTheDragonや昇龍乱舞に変更することも可能です。
以上、ゲームの流れに沿って、超龍の内部システムを説明してきました。
設定推測ポイントとしては、
・偶数設定は初当たりが軽め
・奇数設定はボーナスループしやすい
・高設定ほどスイカと角チェリーが出やすい
点に注目するといいでしょう。
立ち回りのポイントとしては、
・天井狙い(最深部で998G+α)
・ドラゴンランプでのストックゲーム数狙い(明滅パターンや赤以上)
のほか、255G手前や512G手前のゾーン狙いも一応頭に入れておくといいかもしれません。
データカウンタで500G手前があったら天井を保険に当たるまで打つというアリかもしれません。
Wゲーム数解除に加え毎ゲームの抽選もありますし、ベースが43.2Gと高いため投資は嵩みにくいでしょうから。
もう1つのポイントとして、筐体の枠ランプも要注意です。
龍宮(昇龍)ゾーン抜け後や設定変更後の128Gまでは濃い青色(夜ステージ)となり、そこを抜けると水色(昼ステージ)が基本です。
オレンジ色(夕ステージ)なら300G以内のボーナスチャンスとなり、紫色(朝焼けステージ)なら128G以内のボーナスが濃厚となります。
データカウンだけではなく枠ランプの色にも注目です。
シンプルなゲーム性ながら、攻めどころ、叩きどころの多い本機。
ボーナスループ&昇龍による大量獲得はクセになりますよ!
(※ページ内の数値は独自調査値)
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