業界団体 2019/09/06 00:00
神奈川県遊協、災害時の帰宅困難者を支援
神奈川県遊協(伊坂重憲理事長)は8月26日、神奈川県、および横浜市、川崎市、相模原市との間に「災害時における帰宅困難者支援に関する協定」を締結。
横浜市の神奈川県庁で締結式を挙行した。同協定は、地震などの大規模災害で交通が途絶した際、帰宅困難者の支援を目的としたもので、具体的には協定に賛同したホール(402店舗)を「災害時帰宅困難者ステーション」とし、水道水、トイレ、交通情報、休憩場所を提供する。
黒岩祐治知事は「東日本大震災の際は、県内で約67万人もの帰宅困難者が出ました。その記憶が時間ともに薄れつつある中、こうした提案をいただいたことは非常に心強く、ありがたい」と感謝を述べた。
伊坂理事長は「東日本大震災の際、いくつかの店舗が自発的に行った支援をきっかけに、徐々に活動の輪を広げ、今回の締結に至った。さらに、この神奈川発信の取り組みが全国に波及するよう、努めたい」と語った。