全日本社会貢献団体機構が11団体に助成金3000万円を贈呈

全日本社会貢献団体機構(遠山敦子会長)は21日、東京都新宿区「京王プラザホテル」において通常総会を開催。併せて、社会貢献大賞・助成事業助成金の贈呈式が行なわれた。
この機構は、全日遊連の傘下組合がそれぞれ行なっている社会貢献事業を礎に、さらに全国的な枠組みで社会貢献事業の普及・促進・広報を目指すため創立されたもの。全日遊連参加組合の社会貢献活動の表彰や活動実績のPR、文化財保護や医療研究支援、青少年健全育成事業などの推進・支援を行なうことを目的に、昨年12月に設立された。

第1回目の社会貢献大賞には、大阪府遊協の『未来っ子カーニバル』が選ばれた。『未来っ子カーニバル』は、「両親とともにクリスマスを過ごせない施設の子供たちに楽しい1日を提供しよう」という趣旨で、大阪府内の27児童施設と交通災害遺族の子供たちを招いてスポーツやゲームを楽しんでもらうイベント。昭和62年から継続して開催されていて、昨年は約2000人の子供たちが招待された。
このほか、社会福祉賞に函館方面遊協の『献血活動事業』、地域貢献賞に神奈川県遊協の『かながわパチンコ・パチスロ社会貢献20年20億円達成記念事業』、災害救助賞に宮崎県遊協の『台風災害復旧活動』、犯罪防止協力賞に長野県遊協の『特定非営利活動法人しなのの活動』、文化活動支援賞に兵庫県遊協の『はぁーとふるふぁんど事業』、審査員奨励賞に東京都遊協の『いのちの絵本「牛さんも錦鯉さんも元気でよかったね」事業』と神奈川県遊協の『国立ボリショイサーカスへの招待』が選ばれた。

助成事業助成金の贈呈では、学術・文化振興分野や医療分野、青少年健全育成の分野で活躍する法人・団体などに合計で3000万円の助成金が贈呈された。 apothekeschweiz24.com

総会の冒頭、遠山会長は「今日表彰を受けられる方、助成を受けられる方の審査を行なったが、全国各地ですばらしい社会貢献活動の実態があることに深く感銘をうけた。今の世の中、どうしてもお金・経済中心。豊かさを追求することはいいのだが、そこで忘れてはならないのは他者への貢献、社会への貢献であり、この機構が世の中に対してその役割を果たしていると思う。社会に貢献したいと思っている人は多いだろうが、その心を形にすることが大切」と語った。

総会及び贈呈式終了後、別室において祝賀パーティーが行なわれ、来賓として未来型パチンコ産業創生会議会長の日下公人氏(東京財団会長)が祝辞を述べ、同機構顧問の塩川正十郎氏(東洋大学総長・元財務大臣)が乾杯の音頭をとった。また、小泉純一郎自民党総裁、武部勤自民党幹事長・衆議院議員からの祝電が披露された。