ニュース 2006/12/25 00:00
「幼児車内放置ゼロ」巡回活動で5件発見し未然防止(回胴遊商)
回胴式遊技機商業協同組合(伊豆正則理事長)の発表によると、同組合が昨年8月から行なっている「幼児車内放置ゼロ」巡回活動により、今年9月末までに計5件の幼児車内放置が発見され、事故を未然に防ぐことができたという。
この巡回活動は、回胴遊商に加盟する販社の従業員が取引先のホールを訪れた際、少し時間を割いてホールの駐車場を見回ることで業界に貢献しようというという趣旨で始められたもの。駐車場を巡回する時は巡回表示腕章をつけて不審者と間違われないようにしているほか、今年度からは5縲・0月の半年間を“強化期間”、7縲・月を“特別強化期間”としてより注意深く巡回を行なっていた。
その結果、全国で5件(関東・甲信越地区:3件、中部・北陸地区:1件、近畿地区:1件)の幼児の車内放置を発見し、ホールに連絡して店内アナウンスで保護者を呼び出すなどの対応をとり、事故を未然に防止。また、幼児の放置に限らず、ペットの車内放置やドアのロックのし忘れ、ライトのつけっ放しなどの発見にも繋がり、ホールから感謝されたり、客からねぎらいの言葉をかけられたりしたという。
20日に行なわれた有限責任中間法人 日本遊技産業経営者同友会の設立記念パーティーに来賓として出席した伊豆理事長は、祝辞の中でこの件について触れ、「組合員一同、地域への貢献、また我々の宝である子どもを助けようという気持ちで巡回を行っている。今後も継続していきたい。“遊技”という文字の中には“子”どもを“支”えるという字が入っている。我々パチンコ業界が子どもを支えるための貢献、健全育成のための貢献をしていくべきではないかと思っている」と力説した。