業界団体 2007/05/25 00:00
新代表理事に高濱氏(同友会)
有限責任中間法人 日本遊技産業経営者同友会は16日、台東区「ラ・ベル オーラム」において第2期定時社員総会を開催。代表理事に高濱正敏氏、副代表理事に松田泰秀氏、平澤黎哲氏、城山稔央氏、松田高志氏の4氏が千人された。
また、委員会構成を「店舗強化委員会」「健全化促進委員会」「遊技機委員会」「賞品関連委員会」の4委員会に変更した。
総会後の記者会見で、高濱代表理事は「今年は業界激変の年と認識している。メーカーや他団体との連携を密にし、乗り越えていきたい。そして会員企業が1社残らず大激変の時期を乗り越えていくため勉強・研究を重ね、それを経営に活かしていくよう推進していかなくてはならない」と抱負を語った。
当日はこのほか、日本政策投資銀行地域企画部参事役、特定非営利活動法人ComPus地域経営支援ネットワーク理事長の藻谷浩介氏による記念セミナー「生きた商業まちづくりとパチンコ産業」が行なわれた。
藻谷氏は、東京をはじめ各都市圏の小売販売額・売場面積・従業員数・個人所得の推移などを紹介し、消費不況の背景に現役世代(20縲・9歳)の減少があることを説明。そして今後、生産性の向上などにより個人の所得が上がったとしても現役世代の人口は劇的に減少するため、ゲームやパチンコのように消費額が時間と連動する産業は厳しくなると予想し、新たな顧客層を開拓するためには、ゲーム機などとのコラボレーションや検定制度・名人戦など、金銭的なこと以外でも満足感を得られる工夫が別途必要になると提言した。
セミナー終了後に行なわれた祝賀パーティーでは、警察庁生活環境課 辻課長(鶴代課長補佐代読)、日遊協 深谷会長、余暇進 宮脇会長、遊技産業健全化推進機構 河上代表理事が祝辞を述べた。