エンビス総研がP能検開催概要を発表
29日、エンタテインメントビジネス総合研究所はエース電研本社(東京都台東区)にて、『パチンコ店舗管理者実務能力検定試験(P能検)』開催に関する記者発表会を行なった。
『P能検』(http://www.p-noken.com/)とは、ホール従事者の知識レベルをチェックするためのテスト。2005年から毎年1回開催され、今年で4回目を迎える。
冒頭で藤田宏氏(代表取締役社長)は、開催の意図について、「『P能検』は“業界の品質向上”を一番の目的としており、それは今回も変わりない。店長クラスをターゲットに、どんな思考・判断ができれば“できる店長”となるか、ということを念頭に置いた問題を用意している。優れた人材を育成することが“業界の品質向上”につながると考えており、また、そうした教育の場を提供していくことが弊社の理念のひとつでもある」と、述べた。
続いて中川系太郎氏(チーフコンサルタント)は、受験による店舗経営への効果について、「知識だけの頭でっかちではなく、実際の業績につながらなければ意味がない。『P能検』を社内研修のカリキュラムに採用したり、試験結果を人事考課に利用する例が増えてきており、評価をいただいている」と、説明。さらに「前回との比較による受験者のモチベーションアップも効果のひとつ」とし、継続受験を促した。
最後に『P能検』事務局の高橋智氏が、第4回の試験内容・実施要項、第3回の結果概要を発表。なお、今回から受験者を対象に『アフターフォロー研修』が実施される(11月下旬予定)。
■第4回の試験内容
・テスト形式
CBT(Computer Based Testing)方式:コンピュータを使用して解答(4択)
・出題範囲
科目数:全7科目、全100問
1.一般常識(10問)
2.業界知識・法律知識・不正排除(25問)
3.計数管理・機械調整・設定管理(20問)
4.顧客サービス(10問)
5.経営マネジメント(15問)
6.マーケティング(10問)
7.労務管理(10問)
■第4回の実施要項
・実施日:2008年9月16日(火)縲・0月31日(金)
・会場:全国100ヵ所以上から選択
・受験可能時間帯:9:00縲・9:00
・試験時間:100分
・受験料:1万2000円(税込)
※5名以上の受験(バウチャー)チケット購入の場合:1万1000円
・受験資格:パチンコ店勤務者および勤務経験者
■第3回の結果概要
・受験企業数:49
・受験者数:688名(第3回までの累計受験者数:2327名)
・平均点:59.6点/100点(第2回:53.6点/100点)