深谷会長再選　新ビジョンを発表(日遊協総会)

社団法人 日本遊技関連事業協会は5日、東京都千代田区「KKRホテル東京」において第19回通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選では深谷会長が再選された。また、今後10年の活動方針となる新ビジョンが発表・採択された。

総会の冒頭の挨拶で深谷会長は、日遊協の新ビジョンについて「法律でいうならば総則にあたるもの。これをベースに、具体的なアイディアを盛り込んで新しい日遊協を創っていきたい」と語った。

日遊協の新ビジョンは、「1　企業市民としての地位を確立する」「2　娯楽の原点を見つめ直す」「3　社会的貢献度の高い活動を一層充実する」の3点を柱としたもの。各テーマの具体的な内容は以下のとおり。
1　産業内の人材育成プログラムの強化拡充や、環境に配慮した店舗運営、労働環境の向上など。
2　遊びたくなる対象となる娯楽の提供、パチンコ産業の歴史的遺産の保存や関連文献・資料の収集・保存・公開、のめり込み対策、海外に向けたパチンコ・パチスロ関連情報の提供など。
3　パチンコ産業を含むサービス産業経営に関する学科創設・講座開設、パチンコ・パチスロ育英基金の創出、環境教育に関する場の提供など。

また、総会では、警察庁生活安全局生活環境課 辻課長の講話が行なわれた。

総会後に行なわれた懇親会では、遊技産業健全化推進機構の河上代表理事、平澤衆議院議員、全日遊連の原田理事長、日工組の井置理事長が来賓として祝辞を述べたほか、高原の風プロジェクトチームが活動状況を報告。パチンコをやったことがない人を対象としたアンケートの実施やケータイサイトの開設を予定していることを紹介した。

■新役員(敬称略)

会　長
　深谷　友尋(フシミコーポレーション(株))
副会長
　阿部　恭久(サンキョー(株))
　石山　敬達((株)ビックバン)(新任)
　市原　高明((株)大一商会)
　大久保正博(大丸商事(株))
　小林　友也((株)北電子)
　庄司　孝輝(ピーアークホールディングス(株))(新任)
　日野　二郎((株)ファースト)
　山田　久雄((株)九州エース電研)
専務理事
　三上　和幸(事務局)
常務理事
　小田　信生(事務局)