自民党が「遊技業等の健全化に関するプロジェクトチーム」設置
自由民主党 政務調査会の治安対策特別委員会に「遊技業等の健全化に関するプロジェクトチーム」が設置され、第1回目の会合が19日に自民党本部で行なわれた。同PTの座長は鈴木恒夫衆議院議員(治安対策特別委員長)、事務局長は磯崎陽輔参議院議員。遊技関連業界の厳しい状況を行政側が把握するための場という趣旨のプロジェクトチームのもよう。今後もヒアリング等を行なっていく予定だ。
会合の冒頭で鈴木座長は「遊技業関係業界が厳しい状況にあることはかねてから伺っており、選挙区の地元の方々からも折にふれ話を伺っている。ただ、専門的な知識をあまり持っていないため、しっかり勉強させていただき、特に民間の方々の意見をお聞きした上で対応を考えていきたい」と挨拶を述べた。
第1回目の会合では、警察庁 生活環境課の辻課長が遊技業やゲームセンター営業の現状を報告したほか、関連団体から健全化推進施策や現状における問題点などについてのヒアリングと意見交換が行なわれた。
パチンコ業界関連では全日遊連、日工組、日電協、日遊協の役員ら、ゲームセンター営業関係では(社)全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)、(社)日本アミューズメントマシン工業協会(JAMMA)の役員らが出席した。
また、平澤勝栄衆議院議員のほか20名程の議員、経済産業省製造産業局産業機械課長補佐、日用品室長補佐が出席した。
会合終了後、鈴木座長は「(今回のヒアリングで)多くの問題があり、多面的な要素があることがわかった。党としては入り口から一歩入ったところであり、今後、ヒアリングを重ねていきたい」と語った。
■関係団体出席者
日遊協 小田常務理事
全日遊連 磯専務理事
日工組 松本常務理事、田中主事
日電協 里見理事長、濱野副理事長、藤田常務理事、鈴木事務局長
AOU 羽田業務課長
JAMMA 里見会長、上山専務理事