攻略法販売業者の所在地　振り込め詐欺の送付先住所と一致が28件(全日遊連調べ)

全日遊連の調査によると、所在地を都内としているパチンコ・パチスロ攻略法販売業者74業者のうち65社が広告や自社ホームページで公表している住所に所在せず、さらにそのうちの28社の住所は振り込め詐欺等の被害者の現金送付先住所と一致するという。

全日遊連では以前より、出版社などに対し存在しない攻略法を販売する旨の広告等を掲載しないよう働きかけたり、パチンコ・パチスロの攻略法販売や打ち子募集・勧誘などの詐欺について注意を呼びかけるファン向けの情報提供ページ(http://www.zennichiyuren.or.jp/kouryaku/kouryaku.html)を制作したりという活動を行なっている。

これらの活動に加え、さらに踏み込んだ調査を実施した。攻略法販売で被害にあった人の大半が業者と面談したり掲載住所を訪問したことがなく、電話やメール、FAXでのやり取りのみであることから、攻略法販売サイトや雑誌広告などのうち所在地を東京都内としている74業者を対象に、実際に訪問して所在を確認。その結果、公表されている住所に所在していた業者は調査対象74社のうち9社だけで、その住所に電話代行や私設私書箱サービス、レンタルオフィスの業者などが所在していたケースが36件、別の業者が所在していたケースが18件だったという。

さらに、所在が確認できなかった65社に対し簡易書留を発送したところ、47社は書留が届いた。
また、警察庁ホームページで公開されている「振り込め詐欺被害者が現金等を送付した住所」と照合したところ、28社が一致したという。

全日遊連ではこの調査結果をもとに、掲載住所に所在していなかった業者名・住所の一覧を作成。全日遊連ホームページで公開し、注意を呼びかけている。