ニュース 2011/11/04 00:00
平和がゴルフ場事業に参入
平和(本社・東京都台東区、石橋保彦社長)は10月28日、国内最大クラスのゴルフ場運営会社「PGMホールディングス」(以下、PGMH)の連結子会社化を目的とした株式公開買付けに関して、記者会見した。「PGMH」は2011年6月末現在で120のゴルフ場を保有する東証一部上場会社。前期(2011年12月)の売上は795億円、営業利益は115億円、経常利益は78億円となっている。
平和サイドにPGMH株の6割強を保有する筆頭株主から株式譲渡の話があり、「PGMHは、安定収益を確保できる魅力的な事業を展開している。最終的には新たな収益の柱に育てることのできる、大きなチャンスと判断した」と石橋社長は説明。買付け期間は10月27日~11月28日。価格は1株5万2000円。全株取得となると最大で648億円の資金が必要になるが、「100%子会社化する気はない。ゴルフファンの個人株主が非常に多いので、そこまでかからないだろう」と述べた。連結子会社として、上場は維持する方針。石橋社長は「ゴルフ業界へ参入することにより、(当社は)総合レジャー企業へと進化していく」と力強く宣言した。