企業 2013/02/15 00:00
アミュゼクスが海外上場をテーマにセミナー
アミュゼクスアライアンス(本社・東京都渋谷区、田守順代表世話人)は2月7日、東京都港区の「三田NNホール」で金融戦略セミナーを開催。ホールの海外上場を主なテーマに、専門家が講演した。
まず、香港上場をテーマに講演したのは、ダイナムジャパンホールディングス(DYJH)の香港証券取引所上場時に共同スポンサー(日本でいう主幹事証券)を務めた中国系証券会社・申銀万国証券の日本法人、申銀万国インベストメント・アドバイザリー・ジャパンの松田稔社長。
松田社長は、その後の他のホール企業の香港上場に関する動きについて、「模索している会社は数社あるようだが、現時点で、当グループとの間で具体的に進められている案件はない」とした。
その上で、今後の香港でのホール企業の上場の可能性については「先に上場したDYJHとの違い、特徴をどのようにアピールしていくかが、一つのポイント」との見方を示した。
また、シンガポールのアジアゲートウェイ法律事務所に所属する栗田哲郎弁護士が、シンガポールの上場をテーマに講演。
「シンガポールは、香港に比べて巨額な資金は調達しにくいかもしれないが、上場コストがかからない」と説明。
そのため、パチンコ関連企業についても、以前から相談は数多く寄せられているとした上で、「しかし、実際に申請に至った事例はまだないと聞いている。資金調達だけが目的ではなく、アジアでのビジネス展開に興味がある企業の方が可能性はあると思う」と述べた。