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全日、遊技機撤去問題で日工組の対応に不満

全日遊連(阿部恭久理事長)は11月18日、東京都港区の「第一ホテル東京」で理事会を開催。

阿部理事長は冒頭、同6日に警察庁から協力要請された「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機の撤去」問題に触れ、当該遊技機の可及的速やかな撤去についての理解を求めた。
ただ、回収は日工組主体に進められるもので、回収の時期や方法など、具体的内容を現状では伝えられないと説明。
今後は日工組と協議し、方向性が明確になったものは逐一報告していくと述べた。

理事会後の会見では、全日の呼びかけにより、同17日に日工組執行部と同問題を協議したことを報告。
日工組から具体的な話が出なかったことを明かし、「当該機種の撤去は行政からの要請であり、謙虚に受け止めなければならないが、日工組から何も示されない状況では、話は先に進められない」と阿部理事長らは語った。
そのため、日工組に対して、12月1日に予定している両組合の定期連絡協議会までに当該機種一覧や回収計画を報告するよう要請。了解を得たという。

また、新基準機に該当しない遊技機の中でも高射幸性機を優先して撤去する自主的取り組みについては、全日遊連がメーカー各社に実施していた下取り価格のアンケート結果がまとまったことを報告。
独禁法抵触のおそれがあるので、理事らには回答した企業名と下取り価格帯しか公表できなかったが、「事前に期待していた、中古相場を上回る価格で下取ると回答したメーカーは1社もなかった」と話した。

提供元:プレイグラフ
 

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