業界団体 2016/02/12 10:18
日工組・日電協・日遊協が新台流通・部品交換の新ルール制定
日工組、日電協、日遊協が中心になって協議してきた新台流通・部品交換の新ルール、「製造業者遊技機流通健全化要綱」と「遊技機製造業者の業務委託に関する規定」が2月1日、制定。
要綱には、販売、運送、設置と設置確認、部品交換と点検確認といったメーカーが行う業務の順守事項を記載。規定では、出荷後の遊技機の流通、部品交換に関する業務を、第三者に業務委託することを前提に、委託の際の必要事項を記している。
要綱では、新台流通・部品交換におけるメーカー責任を明確化。「製造業者は、工場から出荷する遊技機の流通、設置、部品交換等において、製造業者として流通の安全を確保するとともに、当該遊技機の型式を担保し、営業所に供するために係る責任を負う」(第3条)としている。
また、規定では業務を委託する場合、販売、運送、設置と設置確認、部品交換と点検確認のそれぞれの業務内容によって、委託先の資格要件を明記している。
部品交換について規定では、部品を遊技機の出玉性能に影響するおそれのある「特定部品」(ぱちんこ、回胴式遊技機に各10種類)とそれ以外の部品に分類。「特定部品」の交換後の点検確認業務は、指定の新台販売業者に所属する遊技機取扱主任者などに加え、指定ホールの取扱管理者(特例営業者の営業所の管理者で、取扱主任者であるもの)もこれを行うことができる。
施行は4月1日から。