ゲンダイエージェンシー、シンガポールに子会社を設立
パチンコホールに特化した広告会社ゲンダイエージェンシー株式会社は、2017年1月20日に開催された取締役会においてシンガポールに子会社を設立することを決議した。子会社設立の経緯と目的を以下のように発表している。
当社グループの主力事業であるパチンコホール向け広告事業においては、クライアントであるパチンコホール企業各社の広告費支出抑制の影響を主因として、受注のなだらかな減少が続く厳しい事業環境にあります。
こうした環境下において、当社グループにおいては、持続的な成長を実現するため、新たな中核事業に成長する可能性があるビジネスとして、東南アジアにおけるゲーミングビジネス業界の調査、研究を約2年半にわたり進めてきました。
成長著しい東南アジア各国は今後もGDP年平均成長率が比較的高いレベルで推移すると予測され、将来的な中間層および富裕層はより一層の増加が見込まれる傾向にあります。可処分所得が増加することで、人々のライフスタイルも大きく変化することが予想され、日本と比較しても年間休日が多い東南アジア各国では、国内・海外旅行を筆頭としたレジャー市場の更なる成長が期待されています。
こうした状況を踏まえ、当社グループが日本のゲーミング業界に相当するパチンコ業界において、集客支援の分野で培った経験・ノウハウや日本の上場企業としての信頼性、資金調達力等の有形・無形資産と、現地で約10年にわたりカジノオペレーション、各種コンサルティングやカジノ機器調達事業に従事してきたアリズアン・アシャド氏(新設子会社のマネージング・ディレクターに就任予定)のノウハウやネットワーク等を融合し、東南アジアのゲーミング業界への参入を図ることを目的として、新たに東南アジア各国へのアクセスの良いシンガポールにおいて子会社を設立することを決議いたしました。