業界団体企業 2017/07/07 09:28
AA組合が次世代風力発電の視察・勉強会
ホール企業のコスト削減や労働環境改善を目的とし、昨年11月に設立したアミューズメント産業事業協同組合(新井博貴代表理事、略称・AA組合)は6月27日、静岡県浜松市にあるエネルギー関連事業の研究・開発を行うグローバルエナジーの本社、および試験場で次世代風力発電「垂直軸型ベルシオン風車」の視察・勉強会を開催。8ホール企業から13人が参加した。
同風力発電は、現在設置されている大型風車の3分の1のサイズで約2倍以上の発電効率を実現。
サイズが小さくなることで、同等の発電を行う風力発電機と比べて、初期導入費用も低減できるという。グローバルエナジーの鈴木政彦社長は、風力発電のデメリットとされていた設置場所について、「この形状だと、風切り音がほとんどないので、設置場所を選びません。また、弱い風でも動き出すので、山間部や海沿いで無くても、しっかり発電できます」と話した。
参加者からは、「今日はとても参考になりました。どうやってビジネスにつなげていくか検討したい」などの声が。
AA組合では、自家発電での省力化と、売電(国際認証を取得中)を推進。
新井代表理事は、「風力発電の売電価格は20kwまで55円と、太陽光発電の21円と比較しても高価格。新たな事業の柱となるように、組合加盟企業を中心に紹介していきたい」と述べた。