大阪市のホール放火、4人死亡19人がけが

7月5日午後、大阪市此花区の鉄筋6階建て雑居ビル1階にあるパチンコホールで火災が発生。店舗約400平方メートルを全焼した。この火事で4人が死亡し、19人が重軽傷を負った。

南東側の出入り口付近で、男がバケツで液体をまき、火をつけて逃走したという。火災当時、店内にいたという客の男性は「液体をまいた男は見ていないが、尋常でない勢いで黒い煙が迫ってきたため、すぐに火事だと分かった。スタッフがマイクアナウンスで避難を呼びかけていたが、火災警報器などは鳴っていなかったように思う。私は出入り口近くにおり、すぐに外へ出られたのでけがはなかったが、後から出てきた客は、すすだらけで火傷を負っている人も多かった」と話した。

この日、大阪府警は現住建造物等放火と殺人などの疑いで捜査本部を設置。6日午前には、市消防局と合同で現場検証を開始した。報道によると、その後、犯人(41歳の男性・職業不詳)は逮捕。また、消防庁では7月6日付で各都道府県宛に「パチンコ店における火災の発生を踏まえた緊急点検について」と題する文書を発出。パチンコ店に対して防火安全対策の点検を指導するよう通知した。　提供元:プレイグラフ