2024年のパチンコ登場機種を振り返る!!
初当たり時平均出玉や突入割合などに条件はあるものの、発動すれば一度のRUSHで現行機種の1.5倍の最大出玉が獲得可能となった。
これにより数多くのLT機が登場してホールを盛り上げた。
ここではそんな一連の流れを時系列で追いながら、各月で最も売れた機種の写真を掲載して1年を振り返る。
大勝ちした、大負けした…などなど、読者諸氏の思い出とともに眺めてほしい。
1月~3月
3月にLTが解禁されて人気機種が続々誕生
(C)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX
(C)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅱ
(C)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX MOVIE
(C)2017 鎌池和馬/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅲ
▼機種情報『Pとある魔術の禁書目録2』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6540
1月
年始に注目を集めたのは『Pとある魔術の禁書目録2』で、その設置台数は約1万8000台。筐体&液晶デバイスや超美麗液晶で展開される演出群はもちろん、3000個大当たり搭載という出玉性能の高さが好評を博した。
また『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ3』『P中森明菜・歌姫伝説~BLACK DIVA 極~』『P CYBORG009 RULE OF SACRIFICE』といった人気機種の後継機や、約15年振りに復活した羽根モノタイプの『Pポチッと一発!おだてブタ2』などが登場してホールを盛り上げた。
▼機種情報『P 新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~ PREMIUM MODEL』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6465
2月
2月は登場機種の大半が甘デジやライトタイプで盛り上がりもイマイチ。そんな中、最もホールに設置されたのが『P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~ PREMIUM MODEL』だ。2021年12月に登場し、超ロングヒット機種となった『新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~』のライトタイプで、約8600台の販売台数を記録。
その他にも多彩なV入賞パターンと伝統のラウンド演出が楽しめる『PニュートキオGREEN』も登場し、羽根モノファンを喜ばせた。
▼機種情報『PLT OVERLORD魔導王光臨』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6747
3月
一度のRUSHで現行機種の1.5倍の最大出玉が獲得可能になった「LT機」がついにデビュー。『PLT OVERLORD魔導王光臨』『P北斗の拳 強敵 LT』『P緋弾のアリア~緋緋神降臨~ ラッキートリガーVer.』『ぱちんこGI優駿倶楽部2 ラッキートリガーver』『P世紀末・天才バカボン~福神SPEC~』『Pこの素晴らしい世界に祝福を!199LT』『P真・座頭市物語』という7機種が一斉に登場した。
この時点で最も設置されたのは出玉2000発×82%継続のLTを搭載した『PLT OVERLORD魔導王光臨』(約9100台)だったが、人気を獲得したのは『P北斗の拳 強敵 LT』『P緋弾のアリア~緋緋神降臨~ ラッキートリガーVer.』の2機種。
前者の『北斗』は追加販売もされて最終的に1万2000台まで設置を伸ばした。
4月~6月
『牙狼11』や『まどか☆マギカ3』が人気に!
▼機種情報『P牙狼11~冴島大河~XX』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6762
4月
最も販売台数を伸ばしたのは11作目となる人気シリーズの『P牙狼11~冴島大河~XX』で約2万台を記録。LT機ではないものの、高突入×高継続×高出玉のV確ロングSTで人気を獲得した。
『P大工の源さん超韋駄天2極源LighT』『P FAIRY TAIL これが七炎竜の力だ』といったLT機も話題を呼んだ。
(C)大久保篤/講談社
(C)大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報課
▼機種情報『Pフィーバー炎炎ノ消防隊Light ver.』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6951
5月
小粒な機種が多い中、最も設置を伸ばしたのが2023年に登場してロングヒットした『Pフィーバー炎炎ノ消防隊』のライトバージョンで、約9000台の販売台数を記録。ライト帯の確率ながら、上位RUSHの「超炎上RUSH」に突入すれば、継続率約88%×10R比率約50%の高火力を誇る。
(C)2023 秋/KADOKAWA/Demon King Academy Ⅱ
▼機種情報『P魔王学院の不適合者』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6911
6月
『P魔法少女まどか☆マギカ 3』『P魔王学院の不適合者』『Pうる星やつら~Eternal Love Song~』といった人気LT機がデビュー。当初、最も設置されたのは図柄揃い時の100%でRUSHへ突入する『P魔王学院の不適合者』だったが(約11000台)、新枠「ベルーガ」とともに登場した『P魔法少女まどか☆マギカ 3』がそれを上回る人気を獲得。
出玉1500個が約87%で継続するLTのアルティメット超RUSHが話題を呼び、最終的には1万6000台まで設置を伸ばした。
7月~9月
LT性能緩和&デカヘソが人気に!
▼機種情報『e花の慶次~傾奇一転』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6876
7月
緩和されたLT突入割合を活かした『e花の慶次~傾奇一転』が最も設置を伸ばし、約2万2000台の販売台数を記録。図柄揃い時の4割超(約790分の1)でLTが発動し、以降は継続率約87%×出玉オール1500個の性能を堪能できる。
また独特なゲーム性で人気を獲得したのが『P貞子』。
回らないストレスを解放するBIGスタートと、LT「極最恐BONUS」の豪快出玉が話題を呼んだ。
▼機種情報『e北斗の拳10』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6701
8月
人気シリーズ10作目の『e北斗の拳10』が最も設置を伸ばし、約3万5000台の販売台数を記録。継続率約89%のLTを搭載しているが、通常RUSHのBATTLE MODEでも十分にやれるバランスの取れた仕様が好評を得た。
その他にも人気機種の後継機である『フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来』や、海シリーズ初のLTを搭載した『PAスーパー海物語IN地中海2』がヒットを記録。
また前者に関しては『P機』よりも「超デカSTART」と強力なLTを搭載した『e機』の方が話題を呼び、7月に登場した『P貞子』とともにパチンコの新たな可能性を示した。
▼機種情報『Pとある科学の超電磁砲2』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=7006
9月
前評判の高かった人気コンテンツの後継機『Pとある科学の超電磁砲2』が販売台数約2万台と最も設置を伸ばした。その仕様はRUSH中大当たりの約6割が2000個(大当たり3回分の合算値)以上という重量級の出玉を持つミドルタイプだ。
また、LT突入で平均約2700個が約77%でループする『e仮面ライダー電王』や、約80%ループのRUSHを最大3セット獲得できる『eゴッドイーター』などが、高い出玉性能を武器に人気を獲得した。
10月~12月
『からくりサーカス2』や『ゴジエヴァ2』が登場!
▼機種情報『P 宇宙戦艦ヤマト2202 超波動』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6958
10月
『e 乃木坂46 II』『Pルパン三世 ONE COLLECTION』といった人気シリーズが登場する中、最も設置を伸ばしたのが出玉力を強化して2年ぶりに出航した『P 宇宙戦艦ヤマト2202 超波動』。約1万3000台の販売台数を記録したが、人気の方はイマイチに終わった。
▼機種情報『eフィーバーからくりサーカス2 魔王ver.』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=7044
11月
初のパチンコ化となる『P転生したらスライムだった件』や、遊タイム&BIGアシストを搭載した安心型ミドルの『P大海物語5スペシャル』、約155分の1で発生する降臨ガチャが楽しい『Pにゃんこ大戦争 多様性のネコ』など、多くの話題機種が登場する中、約24000台と最も販売台数を伸ばしたのが『eフィーバーからくりサーカス2 魔王ver.』。RUSH=LTの特化仕様と「運命の一劇」が生み出す大量出玉がファンを魅了し、トップクラスの人気を維持している。
▼機種情報『P ゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクト G』
https://www.pachinkovillage.com/pachinko/p.php?M=6889
12月
誰もが驚いた衝撃コラボ機の第2弾『ゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクト』がP機とe機のWエントリーで降臨。『P機』はRUSH継続率約81%×オール1500個の出玉性能で、約2万台の販売台数を記録した。
『e機』は初当たりの半数超が約3000個+継続率約85%のLTに突入と「破壊神」の名に恥じない出玉が魅力だ。
また、その他にもLTに振り切った『e大工の源さん超韋駄天2フルスイング』や、ライトミドル機最高峰のLTを搭載した『e ソードアート・オンライン 閃光の軌跡』なども登場して、ホールを賑わせた。
まとめ
2024年のパチンコ販売台数は前年比81%の約78万5000台と、2012年以降で初めて80万台を下回るキビしい結果に。そんな中でも何よりインパクトを残したのLT搭載機の活躍だろう。
『eフィーバーからくりサーカス2』『P魔法少女まどか☆マギカ3』『eフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン2』『e北斗の拳10』『e仮面ライダー電王』といった多くの機種が人気を集めた。
また昨年の夏以降、スマパチに関してLT性能が緩和されたが、2025年も緩和が噂されており、さらにスマパチのシェアが伸びることが予想される。
その他にも昨年は『eフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン2』『P貞子』といわゆる「デカヘソ」の機種が成功を得たことにより、おそらく今年は数多くのメーカーから登場することだろう。
ファン離れなどの課題はあるものの、2025年も多くのヒット機種が生まれて業界全体が少しでも盛り上がることを期待したい。