特集 2025/03/05 09:00
2024年販売実績 パチスロ機種部門第1位受賞インタビュー(大都グループ)
2024年のパチスロ機種部門にて、大都グループ『押忍!番長4』が販売台数第1位となりました。2022年登場の同シリーズ『S押忍!番長ZERO』に続いての受賞となりました。おめでとうございます!
株式会社大都技研 常務取締役 信田 裕一郎様に記念品の贈呈とインタビューをさせていただきました。
2024年のパチスロ機種別部門にて販売台数第1位を獲得しました。今のお気持ちを教えてください。
――株式会社大都技研 常務取締役 信田 裕一郎様 「以下:信田様」
率直に、嬉しいです。ホール様にご購入いただけて、これだけの台数分、沢山の方にご遊技いただける機会が出来たということが喜ばしいです。
また、メーカーグループ別パチスロ販売台数では2位ということで、機種1位と販売台数2位が獲得できたことは大きな成果だと感じております。
ビレッジ:機種別1位、パチスロ販売2位の他に、2024年パチスロ機種別第2位も御社の『Re:ゼロから始める異世界生活 season2』となっております。
『番長』『Re:ゼロ』と、どちらも期待された人気タイトルの新シリーズでした。開発するにあたり重要視したポイントをお聞かせください。
信田様:『番長』に関しては20年程の間、皆様からご好評いただいているシリーズ機です。『番長』らしい面白さや、特徴を削ぐことなく開発するように心がけています。
特に『押忍!番長4』に関しては、通常時・AT中に起こるイベントが組み合わさったり、重なったりすることで、より面白さが倍増していく、というゲーム性を意識しました。
『Re:ゼロ』に関しては、前作のイメージを損なわないように、勝負所・レバーの叩きどころをしっかり演出することに力を入れ開発しました。
2024年、パチスロ全体の販売台数は72万1千台と微減になりました。スマスロに関しては、発売されたパチスロの内約85%がスマスロという結果となり、普及したといえる状況になったと感じております。
そういった中で、今後のパチスロ開発において重要視されるポイントがございましたらお聞かせください。
信田様:全体の販売台数は微減という結果を受け、やはりどうにか今後導入が予定されている新しいパチスロの面白さで、減少を食い止め、盛り上げ、パチスロを復活させるというところまで持っていきたいと考えております。
パチスロの遊び方というのが、10年前とは大きく変わってきている中、ゲーム性の中で、どこに面白さを持ってくるかというのがポイントになると思います。現在の流行である、高射幸機の面白さは確立させつつも、他にも面白いポイントを多様化させなくてはと感じております。
通常時の面白さや、先に繋がる期待感がある演出などにバリエーションを持たせていくことが、今後開発のキーになるのではと考えております。
ビレッジ:面白さの多様化が、ユーザー数や販売台数の回復に繋がっていくと期待したいですね。今年はBT機の登場が予定されておりますが、そちらでもまた様々な楽しみ方が出来そうでしょうか?
信田様:そうですね。BT機は最速で5月~6月頃の登場が予定されており、弊社も鋭意開発・申請中です。Aタイプでもない、AT機でもない、第3のジャンルとして面白さの幅が広がるような機種を目指しております。スマスロ続き、BT機も楽しみにしておいてください。
パチスロではおそらく満足いく稼動結果ではなかったと思われる『番長』と『Re:ゼロ』ですが、パチンコの同タイトル『e Re:ゼロから始める異世界生活 season2』や、直近で発売された『eぱちんこ押忍!番長 漢の頂』が人気機種となっております。
パチンコを開発するにあたり、重要視するポイントや、パチスロと異なる点はございますか?
信田様:パチンコに関しては、まずはスペックとゲーム性、次に演出やコンテンツという順番をしっかり守るようにしています。
パチスロの同コンテンツについては、前述したように『番長』シリーズの定番、『Re:ゼロ』シリーズ定番、といったコンテンツやシリーズを重視した面白さが、スペックやゲーム性の前に少し出てしまったかと思います。
ユーザーの皆様に、どのようなゲーム性・スペックが面白いと感じていただけるかをしっかり考えた後、コンテンツや演出にて楽しさを追加していく、この順番が市場を見たモノ作りになっていくと考え開発を行なっております。
ビレッジ:シリーズ機としてのお馴染みの面白さと、市場での流行や新しいゲーム性、この双方の搭載バランスは難しい部分ということですね。
御社は特にオリジナルコンテンツ機に関しては、長い年月発売されているシリーズが多いかと思います。今後もオリジナルコンテンツ機の開発は積極的に行なっていく予定でしょうか?
信田様:はい。最初にヒットした機種が、オリジナルコンテンツ機というのもあり、やはり今後もオリジナルについては大事にしていきたいです。またタイアップ機についても『Re:ゼロ』のヒットを経て、新規タイアップに対するハードルも全くなくなりました。
オリジナルでも、タイアップでも大事に開発していこうと思っております。
信田様:昨年のパチスロ機種部門にて1位を獲得出来たので、今年も連覇を目指します。
また、パチンコ・パチスロの両方でのトップも狙っていきたいです。
そのためには、ユーザーの皆様に支持される機種をお届けしていくことが大事となります。
特に20代~30代の現役ユーザーの皆様に、楽しんでいただける機種を提供することが、ユーザー減少の食い止めにも繋がると信じております。
今年登場予定のBT機やLT3.0プラス機、その中でも「一番面白いモノとは何か」ということを、ずっと念頭に置きながら開発を続けられるよう頑張ります。

インタビューありがとうございました。
今年もパチスロ部門の受賞、さらにパチンコ部門での受賞にも期待しております!
株式会社大都技研 常務取締役 信田 裕一郎様に記念品の贈呈とインタビューをさせていただきました。

パチスロ機種別第1位&『番長』の開発ポイントについて
――パチンコビレッジ「以下:ビレッジ」2024年のパチスロ機種別部門にて販売台数第1位を獲得しました。今のお気持ちを教えてください。
――株式会社大都技研 常務取締役 信田 裕一郎様 「以下:信田様」
率直に、嬉しいです。ホール様にご購入いただけて、これだけの台数分、沢山の方にご遊技いただける機会が出来たということが喜ばしいです。
また、メーカーグループ別パチスロ販売台数では2位ということで、機種1位と販売台数2位が獲得できたことは大きな成果だと感じております。
ビレッジ:機種別1位、パチスロ販売2位の他に、2024年パチスロ機種別第2位も御社の『Re:ゼロから始める異世界生活 season2』となっております。
『番長』『Re:ゼロ』と、どちらも期待された人気タイトルの新シリーズでした。開発するにあたり重要視したポイントをお聞かせください。
信田様:『番長』に関しては20年程の間、皆様からご好評いただいているシリーズ機です。『番長』らしい面白さや、特徴を削ぐことなく開発するように心がけています。
特に『押忍!番長4』に関しては、通常時・AT中に起こるイベントが組み合わさったり、重なったりすることで、より面白さが倍増していく、というゲーム性を意識しました。
『Re:ゼロ』に関しては、前作のイメージを損なわないように、勝負所・レバーの叩きどころをしっかり演出することに力を入れ開発しました。
台数減少、BT機…今後のパチスロ開発におけるポイントは?
ビレッジ:続いて、パチスロ全体についてお聞かせください。2024年、パチスロ全体の販売台数は72万1千台と微減になりました。スマスロに関しては、発売されたパチスロの内約85%がスマスロという結果となり、普及したといえる状況になったと感じております。
そういった中で、今後のパチスロ開発において重要視されるポイントがございましたらお聞かせください。
信田様:全体の販売台数は微減という結果を受け、やはりどうにか今後導入が予定されている新しいパチスロの面白さで、減少を食い止め、盛り上げ、パチスロを復活させるというところまで持っていきたいと考えております。
パチスロの遊び方というのが、10年前とは大きく変わってきている中、ゲーム性の中で、どこに面白さを持ってくるかというのがポイントになると思います。現在の流行である、高射幸機の面白さは確立させつつも、他にも面白いポイントを多様化させなくてはと感じております。
通常時の面白さや、先に繋がる期待感がある演出などにバリエーションを持たせていくことが、今後開発のキーになるのではと考えております。
ビレッジ:面白さの多様化が、ユーザー数や販売台数の回復に繋がっていくと期待したいですね。今年はBT機の登場が予定されておりますが、そちらでもまた様々な楽しみ方が出来そうでしょうか?
信田様:そうですね。BT機は最速で5月~6月頃の登場が予定されており、弊社も鋭意開発・申請中です。Aタイプでもない、AT機でもない、第3のジャンルとして面白さの幅が広がるような機種を目指しております。スマスロ続き、BT機も楽しみにしておいてください。
パチンコが大好評! パチスロとの違い、市場を見たモノづくり
ビレッジ:続いて、パチンコについてもお聞かせいただければと思います。パチスロではおそらく満足いく稼動結果ではなかったと思われる『番長』と『Re:ゼロ』ですが、パチンコの同タイトル『e Re:ゼロから始める異世界生活 season2』や、直近で発売された『eぱちんこ押忍!番長 漢の頂』が人気機種となっております。
パチンコを開発するにあたり、重要視するポイントや、パチスロと異なる点はございますか?
信田様:パチンコに関しては、まずはスペックとゲーム性、次に演出やコンテンツという順番をしっかり守るようにしています。
パチスロの同コンテンツについては、前述したように『番長』シリーズの定番、『Re:ゼロ』シリーズ定番、といったコンテンツやシリーズを重視した面白さが、スペックやゲーム性の前に少し出てしまったかと思います。
ユーザーの皆様に、どのようなゲーム性・スペックが面白いと感じていただけるかをしっかり考えた後、コンテンツや演出にて楽しさを追加していく、この順番が市場を見たモノ作りになっていくと考え開発を行なっております。
ビレッジ:シリーズ機としてのお馴染みの面白さと、市場での流行や新しいゲーム性、この双方の搭載バランスは難しい部分ということですね。
御社は特にオリジナルコンテンツ機に関しては、長い年月発売されているシリーズが多いかと思います。今後もオリジナルコンテンツ機の開発は積極的に行なっていく予定でしょうか?
信田様:はい。最初にヒットした機種が、オリジナルコンテンツ機というのもあり、やはり今後もオリジナルについては大事にしていきたいです。またタイアップ機についても『Re:ゼロ』のヒットを経て、新規タイアップに対するハードルも全くなくなりました。
オリジナルでも、タイアップでも大事に開発していこうと思っております。
業界関係者・ファンの皆様へのメッセージ
ビレッジ:最後にパチンコも含め、今年の意気込み、業界関係者・ファンの皆様にメッセージをお願いします。信田様:昨年のパチスロ機種部門にて1位を獲得出来たので、今年も連覇を目指します。
また、パチンコ・パチスロの両方でのトップも狙っていきたいです。
そのためには、ユーザーの皆様に支持される機種をお届けしていくことが大事となります。
特に20代~30代の現役ユーザーの皆様に、楽しんでいただける機種を提供することが、ユーザー減少の食い止めにも繋がると信じております。
今年登場予定のBT機やLT3.0プラス機、その中でも「一番面白いモノとは何か」ということを、ずっと念頭に置きながら開発を続けられるよう頑張ります。

インタビューありがとうございました。
今年もパチスロ部門の受賞、さらにパチンコ部門での受賞にも期待しております!