業界団体 2016/03/25 09:44
全日理事らと日工組執行部が回収機問題で質疑応答
全日遊連(阿部恭久理事長)は3月16日、東京都港区の「第一ホテル東京」で理事会を開催。全日の要請を受けて出席した金沢全求理事長ら日工組の執行部との間で、「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」の回収問題についての質疑応答を行った。
理事会後の記者会見に出席した阿部理事長と平川容志副理事長は具体的内容をほとんど明かさなかったが、出席した理事らによると、当該遊技機がなぜ出荷されることになったのかとの質問に対して、日工組側は工場での人為的ミスだと説明。回収方法・条件を示さない理由についても質問が出たが、現在、全日執行部と協議中であるとしか答えなかったという。
また、日工組の理事が他団体での講演で、第3次以降の回収リストには大当たり確率が320分の1以下の機種も含まれると語ったとされる点については、「第3次以降も対象は320分の1以上の機種のみだと日工組側が明言した」(平川副理事長)。阿部理事長は会見で「無償交換は無理とのことだが、われわれとしては、回収機問題が原因で営業を断念するホールが出てくる事態を何としても避けたい」と強調。回収期限は、まだ設定できる段階ではないとした。