第11回社会貢献大賞表彰式・平成28年度助成金贈呈式が開催
7月21日、全日本社会貢献団体機構は第一ホテル東京にて「第11回社会貢献大賞表彰式」「平成28年度助成金贈呈式」を開催した。
全日本社会貢献団体機構は、全日遊連を母体として発足。傘下組合がそれぞれ続けている社会貢献活動を、全国レベルで普及・促進・広報することを目的として活動している。
そして年に一度、会員および賛助会員が実施した事業のうち、社会貢献度の高い事業を行なった団体を顕彰する「社会貢献大賞表彰式」、東日本大震災復興関連や、子供の健全育成に関する活動に対する「助成金贈呈式」を開催している。
今年度は13団体への表彰、また23団体へ計5150万円の助成金贈呈を行なう。
始めに、全日本社会貢献団体機構 会長 杉浦正健氏が登壇。「より良い社会や未来を築くためには社会貢献活動は不可欠。パチンコ業界は地域に密着している業界。そのことを改めて肝に銘じて、地域社会のために何が出来るかこれからも考えて実行していきたい」と挨拶した。
■第11回社会貢献大賞
今回は、29都府県方面遊協から70件の申請があり、内訳は都府県方面遊協25件、支部組合18件、国愛ホール27件。
3月23日の常任幹事による第1次審査会、4月14日の「社会貢献活動審査委員会」で審査した。結果は以下のとおり。
○社会貢献大賞
和歌山県遊技業協同組合
「周年記念“安全・安心とふくしの街づくり”」事業
○社会貢献賞
都府県方面部門
・最優秀賞
兵庫県遊技業協同組合
「ポスト震災20年の新たな地域創生に向けた社会貢献活動の推進」事業
・優秀賞
千葉県遊技業協同組合
「『電話de詐欺』事案の被害未然防止支援」事業
神奈川県遊技業協同組合
「障碍者のスポーツの育成支援『車椅子バスケットボール支援6年』」事業
岐阜県遊技業協同組合
「岐阜県『愛のともしび基金』への寄附」事業
支部組合部門
・最優秀賞
岩手県遊技業協同組合 盛岡遊技業組合青年部会
「児童養護施設の自動を招待しての『わんこそば大会』の開催」事業
・優秀賞
東京都遊技業協同組合 北沢遊技場組合
「北沢組合福祉車両寄贈」事業
埼玉県遊技業協同組合
「地区組合員ホールに協力による『振り込め詐欺被害防止』」事業
大阪府遊技業協同組合 四条畷遊技業組合
「学童・園児に対する不審者侵入の被害防止活動」事業
組合員ホール部門
・最優秀賞
宮城県遊技業協同組合 株式会社マルタマ
「みやぎ元気の“わ”プロジェクト」事業
・優秀賞
長野県遊技業協同組合 株式会社サンエイ
「子どもの笑顔があふれる『未来へ繋がる思いを形に夢チャリティー』」事業
島根県遊技業協同組合 株式会社丸三
「学校等への書籍・種苗の贈呈、環境学習補助」事業
岡山県遊技業協同組合 株式会社成通
「長期にわたる社会貢献活動」事業
■平成28年度助成金贈呈式
助成申請は165件。申請総額約3億6000万円。
平成28年1月21日に開催した常任理事会において第1次審査を終了し、3月15日に開催した平成27年度第3階理事会で、一般助成16件、特別助成7件の助成事業を決定したほか、機構の特命助成として「ぱちんこ依存問題に関する相談および回復支援事業」に助成することを決定した。
1. 共同助成
・特定非営利活動法人 勿来まちづくりサポートセンター
「子どもたちの可能性と共に創る地域力向上プログラム」事業
・富岡町3.11を語る会
「語り人活動の他地域展開による避難者の心のケア」事業
・一般社団法人 飯能インターナショナル・スポーツアカデミー
「アルゼンチンのサッカー指導者によるキッズ、ジュニアのサッカー選手育成支援」事業
・特定非営利活動法人 人材育成支援センター
「帰還困難地域の文化+コミュニティ復活祭イベントの開催と発信によるコミュニティの維持と再生」事業
2. 一般助成【子どもの健やかな成長を願う事業(みちびき・はぐくみ)】
・京都技術士会理科支援チーム
「子どもの理科実験教室2016」事業
・公益財団法人 日本ピアノ教育連盟
「第8回安川加壽子記念コンクール」事業
・「『世界遺産 日光の社寺』を次世代の子どもたちへ」キャンペーン実行委員会
「「『世界遺産 日光の社寺』を次世代の子どもたちへ」キャンペーン」事業
・特定非営利活動法人 子どもと文化のNPO東村山子ども劇場
「東村山子ども演劇プロジェクト 10th Year~コミュニティアート」事業
3. 一般助成【子どもの健やかな成長を願う事業(つながり・かかわり)】
・特定非営利活動法人 犬山市民活動支援センターの会
「東日本大震災避難者親子と犬山の子どもの自然交流」事業
・非特定営利活動法人 高知市こども劇場
「高知市こども劇場 子育ち・親育ち応援プロジェクト」事業
・ビデオレターで結ぶ心の架け橋実行委員会
「ビデオレターで結ぶ心の架け橋」事業
・新1年生入学おめでとうの集い実行委員会
「新1年生入学おめでとうの集い」事業
4. 一般助成【子どもの健やかな成長を願う事業(やすらぎ・いたわり)】
・公益社団法人 誕生学協会
「誕生学協会 ガールズエンパワメントプロジェクト」事業
・一般社団法人 ブリッジハートセンター東海
「多言語での子育て支援に関わる相談及び情報発信」事業
・信州環境フェア実行委員会事務局
「信州環境フェア2016~子どもたちに環境について学んでもらおう~」事業
・特定非営利活動法人 もりおかユースポート
「将来の進路及びキャリアに困難を抱える子どもたちを応援!! ニュースステッププロジェクト」
・特定非営利活動法人 国際日本語コミュニケーション研究所
「和太鼓のボートが誘う 青少年と市民の国際交流まつり」事業
5. 特別助成 東日本大震災の被災者を元気づける事業
・特定非営利活動法人 こどもプロジェクト
「福島の子どもたちが元気になる移動教室in上田」事業
・特定非営利活動法人 森は海の恋人
「自然と人との繋がりを伝える体験学習」事業
・特定非営利活動法人 みやこ自立サポートセンター
「若者による被災者・被災地支援活動」支援
・特定非営利活動法人 日印交流を盛り上げる会
「ナマステ・インディアin女川町」事業
・一般社団法人 環境復興機構
「椿の学びづくり推進協議会」事業
6. 特命助成
・認定特定非営利活動法人 リカバリーサポート・ネットワーク
「ぱちんこ依存問題に関する相談および回復支援」事業
■熊本地震 緊急対策復興支援事業
緊急支援策として、公益社団法人さわやか福祉財団が行なっている「平成28年熊本地震」災害支援募金に対し200万円の寄託を行なった。
最後に、全日本社会貢献団体機構 理事長 阿部恭久氏が登壇。「社会貢献に対する助成金は今までに281件の団体に約6億7000万円を贈呈させていただいている。この助成金を皆様の活動に有効にご利用いただき、是非とも目標を達成されますよう協力をお願いしたい」と締めくくった。