最新記事一覧

継続率約91%のLTを搭載した『ガンダムSEED』を解析報告!
継続率約91%のLTを搭載した『ガンダムSEED』を解析報告!
パチンコ・パチスロ販売実績2024
パチンコ・パチスロ販売実績2024
『Lダンベル何キロ持てる?』見どころ特集! 〜朝イチは設定○以上の発生率アップ!!〜
『Lダンベル何キロ持てる?』見どころ特集! 〜朝イチは設定○以上の発生率アップ!!〜
SANKYO×「ゲームセンタータンポポ」特別イベント開催!
SANKYO×「ゲームセンタータンポポ」特別イベント開催!
怪獣撃破に欠かせない激アツ演出信頼度を解析報告!
怪獣撃破に欠かせない激アツ演出信頼度を解析報告!

チーパオ成長の軌跡 ~功夫シリーズ5作目がこの夏登場~

チーパオはこんなに大きくなりました。チーパオの登場する『燃えよ!功夫淑女ドラゴン』は今度でシリーズ5作目となり、初代『カンフーレディ』が2000年の1月ですから17年半が経過しているんですね。初期の設定だとチーパオは16歳のはずですから、そのまま順当に年齢を重ねていたら、オイラの大好きな熟女予備軍ですな。

 

下パネルに「功夫淑女」と書かれた初代『カンフーレディ』は、1リール3コマを使って図柄1個を構成しているように見せかける「3コマぶち抜き図柄」が印象的な台です。そこに登場のキャラクター「チーパオ」は山佐のホームページで開催された「第1回ビッグデザインコンテスト」での入賞作で、業界初のユーザー参加型パチスロとしてリリースされました。ちなみに、中国語でチーパオとはチャイナドレスを意味しています。みなさん、お好きでしょう。オイラも好きです。大好きです。際どいところまで伸びたスリット、そこから見える艶かしい大腿……。お○パブなどのようなストレートなところも嫌いではありませんが、女性のラインを際立たせるチャイナドレスもまたオイラは大好きです。そんな夜蝶に囲まれての夜遊び、男枯れるまで続けていきたいものですな。

 

そんな『カンフーレディ』と時同じくして、各メーカーから3コマぶち抜き図柄を搭載した機種が登場しています。元祖は高砂電器から1999年9月に登場した『ビッグアクション』で、マックスアライドから『ジャイアン』が2000年4月に登場するなど、この時期3コマぶち抜きお祭りが開催されていました。まぁ、小規模かつ短期間でしたがね……。その2年ほど前にリリースされた『サンダーV』で初の3連V図柄が登場し世間を騒がせましたが、3コマぶち抜き図柄もまたそれと同等のインパクトがありましたな。

 

そんな3コマぶち抜き図柄は9コマぶち抜きまでいっちゃいましたがね……。

 

『カンフーレディ』が登場したのは時代的には4号機後半へと差し掛かるタイミングです。『カンフーレディ』の数ヶ月前の1999年7月にはリール右に4番目のリール「テトラリール」を搭載した『シーマスターX』が登場し、『カンフーレディ』の前後にリリールされた機種もまた『コングダム』(1999年11月)や『ハイパーラッシュ』(2000年6月)などテトラリール搭載型でした。そして2000年7月には山佐初の液晶搭載機『タイムクロス』が登場します。この時期の山佐はテトラリール型と液晶型のノーマルタイプに注力しています。実に、山佐はこの時期、1ヵ月に1機種というハイペースで新台を投入していました。そんな時代に『カンフーレディ』は登場したのです。

『カンフーレディ』のゲーム性はというと、ボーナスで出玉を増やすノーマルタイプ。テトラリールも液晶もなく、演出はレバーON時の予告音のみでした。予告音と同時に投入ランプが光り、左下のセグにCHANCEの文字が出る、そんな些細な予告演出でしたが、たったそれだけの演出でもいいアクセントとなっていました。BB中のリプレイハズシも当然あり、上部LEDが高速点滅したら、逆押しでどこかのリールに3連チーパオをビタ押しすればOK。右でミスっても中や左でまだチャンスがある点が油断を招き、結局3回ともミスなんてこともよくありました。

 

シリーズ2作目『功夫烈伝』の登場は2002年2月。2001年9月にストック機「スーパーリノ」が登場し、2001年11月にリリースされた大ヒット機種『キングパルサー』でストック機の認知度が一気に広がりました。その『キングパルサー』の次に登場したのが『功夫烈伝』です。当然ストック機です。しかもBB1回で711枚が取れる大量獲得タイプでした。

筐体はテトラリール型。BB中はそのテトラリールに表示される「逆打」「順打」に従うだけで、逆押しなら適当打ち、順押しならBARを狙って15枚+JACインという簡単手順です。それだけで毎回711枚獲得できたのです。さらにそのパワーを際立たせたのがモード式のストックシステム。ボーナス放出契機は毎ゲームの解除抽選で、一番下のモードなら711分の1、上位モードなら60分の1でボーナスが出てきました。BBが毎回711枚取れるためRBだったときのガッカリ感は半端ないのは言うまでもありませんが、最上位のモードに移行すればBB放出+87.5%ループというチャイナっ娘もビックリのパワーがあったため、時に終わらない止まらない状態に遭遇することも……。一撃で別積。そんなのも現実的にあり得る古き良き時代でした。

演出面では、リール消灯やバウンドストップ、さらにテトラリールを使った小役ナビから演出発展など、その時代の山佐テトラを代表する演出が搭載されていました。前作にはいなかったパンダ師匠が登場するのもこの機種からです。

 

シリーズ3作目『燃えよ!功夫淑女』は4号機終盤の2005年11月に登場。システムは大量獲得のストック機です。毎ゲームの解除抽選やチャンス目解除、またはCZ「試練の刻」でボーナス放出となります。ポイントとなるのがBB突入時で、ハイパーBBが選択されれば押し順ナビによる完全アシストで711枚が獲得できる一方、チャレンジBBなら自力押し順当てとなり平均570枚の獲得となる仕組み。チャレンジBB消化中は毎ゲームの昇格抽選に加え、レア役や格上げチャンスからの昇格も期待でき、チャレンジBBの約3分の1で格上げが発生する計算です。しかしながら、消化の後半に昇格されてもそれまでのロスは戻ってきませんから、昇格タイミングも重要なポイントでした。

このようにハイパーBBに偏れば711枚の連打で一気にドル箱の山が築ける反面、その逆も当然あるわけですが、何よりも高設定域でも出玉率が低いため設定云々よりも偏りが大事な機種でした。個人的には高設定狙いで一日粘る機種ではなかったですな。ちなみに設定6の出玉率は104.75%。設定5の105.57%よりも低い、悲しい設定6でした。

 

演出面では大幅パワーアップしています。筐体はリール右に液晶を搭載したもので、チーパオのライバルとなるミンミンやコアラ師匠、悪の組織を率いる謎の男玄天竜王などが登場するなど、この機種からカンフーワールドが本格展開されました。ちなみに、玄天竜王はパンダ師匠の元弟子で、実はチーパオの○○だったりします。

 

3作目から約5年。2011年1月、やっと待望の続編が登場します。『燃えよ!功夫大戦』です。システムはボーナス+ARTのタイプ。ART「功夫ラッシュ」は1G純増約1.5枚のセット連チャン型。ARTの1セットは40Gで、セットストックと5%から90%のループ率でセット連チャンが発生するゲーム性です。ARTへの突入契機は、レア役、CZ、押し順チャレンジ、ボーナスなど多数あり、中でも個人的に好きだったのは2種類あるCZのうちの「試練の刻」で、規定ゲーム数内にベルorリプを2回揃えよ!など指令達成でART確定となりました。好きだった『サイバードラゴン』を彷彿とさせるこの指令は、全部で4000パターン以上あったらしいです。必要あります? そんなに(笑)。

リアルボーナス搭載型ということもあり、228分の1から256分の1で出現するボーナスも重要でした。獲得枚数はBBが約205枚、RBが約63枚。BB中はカットイン発生時にBB図柄を狙い、揃えばART確定なのはもちろんですが、ハズれても次ゲームのレバーで再始動することもありました。RBは2択の押し順勝負で、正解数が多いほどARTの期待度がアップ。RBの一部で発生する「決戦の刻」はART確定に加え、押し順正解ごとにARTのセットストックを獲得という痺れるゲーム性でした。

 

『燃えよ!功夫大戦』は武闘大会が舞台ということで、連チャンするごとにストーリーが進行。ART突入時に選択した物語によって異なるストーリーとなり、トータル全58話という本格ストーリーが展開されました。前作にも登場していた玄天竜王のほか、シャオメイや岩々など新キャラクターが多数登場します。ちなみに、シャオメイは実はチーパオの○○だったりします。

 

そして、この度登場するのが新作『燃えよ!功夫淑女ドラゴン』です。初代以来の3コマぶち抜き図柄の搭載です。システムはボーナス+ARTで、ART「功夫ラッシュ」の1G純増は約1.5枚。ART中はバトル「激闘戯画」の勝利をきっかけにゲーム数の上乗せが発生します。この機種でポイントとなるのが「功夫チャージ」と呼ばれる減算システム。通常ゲーム中は1G消化するごと功夫チャージのゲーム数が1G減算。この功夫チャージのゲーム数はART突入時の初期ゲーム数になるため、多く残っている状態でARTに当選すれば当然うれしいわけですが、30Gを切った状態なら上乗せゾーンが確定するなど救済措置もあります。功夫チャージが0になると「試練ノ刻」で功夫チャージを獲得し、それを繰り返しながらART当選を待つ流れとなります。細かなゲーム性について機種情報のページを見ていただければと思います。

この10月に出玉性能を抑えた5.9号機へと移り、そしてさらに来年2月にはさらに抑制された6号機へと移行します。『ニューパルサー』を輩出し"ノーマルタイプの山佐"として4号機初期のリーチ目時代を牽引した山佐が、この新時代をどう切り開いてくれるのか。楽しみでもあり、大いに期待したいところでもあります。6号機時代の序盤はARTなど付加機能を持たないノーマルタイプが主流になりそうで、そうなると知名度のあるタイトルを多く持った山佐は優位になるかもしれません。アニメなどの原作を持たないオリジナル機として登場した「功夫シリーズ」が山佐の中でエース級扱いされてこなかったのはチーパオファンとしては残念ですが、外国人観光客の増加を成長戦略の柱の一つに掲げる政府方針を追い風にチーパオが活躍してくれることを期待したいと思います。

(C)YAMASA
(C)2008 ARUZE CORP.

Page Top