真夏をアツくする大特集! 水着ぱちんこ大変遷史その3
一部ファンからの好評のおかげで、水着台特集もついに第3弾! 今回は液晶がより大きく、綺麗になり、そしてタイアップ機が数多く出始めた2000年以降の台を振り返る。理屈抜きで眺めれば、パチンコの歴史がいつもと違った側面から楽しめる♪
▼前回の水着台特集はコチラ
『真夏をアツくする大特集! 水着ぱちんこ大変遷史その1』
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=39775
『真夏をアツくする大特集! 水着ぱちんこ大変遷史その2』
http://www.pachinkovillage.com/news/?p=40036
権利物の水着台抜粋!・その1
2000年以降の水着台を振り返るその前に、実は「権利物の水着台は載せないの?」というクレーム(!?)があったので、まずはこれを振り返る。「マリンギャルズ7(三洋)」は確率317分の1の3回権利物で、大当たりラウンド中はカニが登場し、ギャルの水着の紐をハサミでチョッキン&イヤーン♪ …そんなベタベタな展開を繰り広げる。「ドラドラ天国3(豊丸)」は麻雀をモチーフにした大ヒット3回権利物で、これにラウンド中に下半身が水着に見えなくもない女の子が登場。ただし画質はイマイチだ。
権利物の水着台抜粋!・その2
3回権利物「ミルキーバー(ニューギン)」はその後、同社の多くの機種で活躍する「すももちゃん」のデビュー作。ラウンド中に水着姿を披露するが、ツンと上を向いた「ポッチ」がファンに衝撃を与えた。最終ラウンドでは約0.2秒だけスッポンポンとなり、直後に画面がブラックアウトして「自粛」の文字が出る。この一瞬に目を凝らした人も多かったことだろう。ちなみに、この時期のニューギンは女の子が印象に残る3回権利物を意欲的に輩出しており、他にも1994年に「キューティーバニー」と「ミラクルガール5」、1996年に「プリティハート6」が登場している。「ギンギラパラダイス(三洋)」はあの「海物語」の前身機で、マリンちゃんが健康的な水着姿を披露する。1回ループ機の「CRギンギラパラダイス」の他に3スペックの現金機が登場し、いずれも超ロングヒットを記録した。
権利物の水着台抜粋!・その3
水着姿を披露するのは女の子だけじゃない。2回権利物の「兄貴(SANKYO)」ではムッキムキのアニキたちが図柄で登場。ぶっ飛んだ演出の数々がマニアなファンに好評を得た。「マーメイドSP(SANKYO)」は4分割画面を用いた3回権利物。3箇所に7図柄が停止するか、オールフィッシュで大当たりし、ラウンド中は水着姿のオネーサマが登場する。
2000年の水着台抜粋!・その1
さて、それではいよいよ本編に入ろう。「CR・不二子におまかせ(平和)」は大ヒットした「CR・ルパン三世」のスピンオフ機として登場。注目は生着替えリーチで、制限時間内にビキニ姿に着替えることができれば大当たり。ハズれた場合は残念賞としてポロリが見られる。「CR仙人パラダイスZ1(京楽)」はエロ仙人とカワイらしい天女の掛け合いが楽しい機種。スクール水着が目に眩しいプールリーチなどが存在した。
2000年の水着台抜粋!・その2
「CRめちゃイケナースS(西陣)」は病院が舞台のドタバタコメディー劇。大当たり中は豊満な体つきの看護婦さんが水着姿を披露する。また通常時のナース姿は胸のポッチが特徴的で、水着以上にエロい。「CRハレンチ学園3(三星)」はお色気ギャグ漫画がモチーフ。漫画同様、PTAが目くじらを立てるような演出が満載だ。ちなみにパイレーツの「だっちゅーの」は両機種登場の2年前に新語・流行語大賞を受賞している。
2000年の番外編
「CRパロディウスだ2(ニューギン)」は女の子の露出度こそバニーちゃん程度だが、内容は飛び抜けてアレだ。写真を掲載した「あかねリーチ」は、ロケットのピアニッシモの上に「ひかる」がまたがって激しく腰を振り、右下の「あかね」がそれをフォローする。ピアニッシモが見事発射して尽き果てれば大当たり!! 他にも股リーチや胸リーチなどがある。「CR愛してオーレV(メーシー)」は闘牛がモチーフの情熱的なパチコン。スッポンポンはもちろんのこと、パンツの色の組合せで期待度が変化するなど、まあメーシーらしい台だ。
2001年の水着台抜粋!
今はなき奥村遊機から大ヒットシリーズ「CRうる星やつら」がデビュー。ラムちゃんの虎柄の水着が魅力的…だっちゃ! 「CRギンギラパニック(三洋)」は超ヒット機種の「海物語」の流れを汲む台ということで華々しくデビューしたが…3Dポリゴンを採用した演出が見づらかった。マリンちゃんの水着姿も立体的ではあるが、あまりソソられない。
2001年の番外編
「CRクールビューティー(奥村)」はSMをモチーフにした異色機種。ハゲ社長とMIKIちゃんがムチやローソクやハイヒールや浣腸を用いて大当たりを目指す。ラウンド中は素直にエロい。「CRポクポク坊主」は当時のエロ画面におけるリーディングカンパニー・メーシーのパチコン。まあ予想通りというか期待通りにやりたい放題だ。
2002年の水着台抜粋!
「CR OH! SAMURAI(サンセイ)」は時代劇がモチーフ。写真を載せた「ビーチで対決リーチ」では水着の女の子がポロリを披露! また他にも裸の女の子たちが登場する激アツの「女群予告」などが注目を集めた。「CRミニスカポリス(大一)」は深夜番組が題材。ラウンド中は水着姿の女の子が登場し、その後はスッポンポーン♪
2002年、ついに規制が…!!
液晶画面の進歩とともに、よりエロさを増してゆく液晶デジパチ…。その流れを断ち切ったのが警察庁によるエログロ規制だ。その契機は先述の「CRミニスカポリス」などと言われているが、これ以降は過激な性的表現を用いた機種を出すと「逮捕しちゃうぞ♪」 ってなもんで、スッポンポンやポッチはもちろんのこと、下着姿すらパチンコ台の液晶画面から姿を消す…。
2003年の水着台抜粋!
下に載せた「CRまいっちんぐマチコ先生(奥村)」を見れば、エログロ規制の厳しさがわかるだろう。これまでであれば「スカートめくりでいやーん、まいっちんぐリーチ」とか「胸をタッチされていやーん、まいっちんぐリーチ」などの演出がありそうなものだが、一切ない。正直、タイアップの意義が台無しで、あと1年早く出せていれば……と、きっと開発に携わった人たちも思ったことだろう。とはいえスッポンポンがダメになったことで、水着台自体はまずまず登場した。
そして、いきなりだがここでクイズです。下には2003年に登場した台の水着写真を6枚載せたが、これらの機種名は? 本サイト編集部内での平均正答数は2.3機種で、全問正解者は0人。全て正解できた人はかなり大したものだ!
2004年の水着台抜粋!
エロ規制の中でも魅力的な台を…そんなメーカーの意欲が感じられる大ヒット機種が「CRぱちんこイエローキャブ(京楽)」だ。小池栄子、佐藤江梨子、根本はるみ、MEGUMIといった人気グラビアアイドルたちが実写の水着姿で大活躍する。もちろん脱ぎはしないが十二分に色っぽい! 「超海(ニューギン)」は横スクロール5ラインを用いた海系機種。「ミルキーバー」で多くのファンを魅了した"すももちゃん"が登場するが、これも規制の影響なのか…今作ではポッチは見当たらない。
2005年の水着台抜粋!
2004年下旬にスペックの規制緩和があり、2005年は大当たり確率が500分の1近いMAX機が続々と登場する。「CR肩MOMI娘隊(西陣)」は確率457分の1で、癒し系ユニット・肩MOMI娘隊の7人が水着を始めとする魅惑的な実写姿で大当たりを目指す。前年に大ヒットした「ぱちんこイエローキャブ」に比べると顔も年齢も胸の大きさも個性的で、そこが逆に一部のマニアに好評を得た。「CRホワイトエンジェル(豊丸)」は安田美沙子とタイアップ。大当たりラウンド中に水着姿を披露するが、基本的にはカワイらしさに萌えっとくる作りだ。
「水着」をテーマに過去のパチンコ台を振り返る異色の特集、いかがだっただろうか。2002年に警察庁からエロに関する規制が入ったが、そこでパチンコ業界は諦めなかった! たとえば、とあるメーカーの会議の俎上では水着のブラに関して「ポッチは確実にダメだが、上乳は恐らくOKで、横乳は程度によっては可、下乳は厳しいかもしれない」…そんな真剣な討論がなされたと聞く。また水着のパンツに関しても「ヒモは確実にダメだがハイレグは何度までなら大丈夫なのか、また色や形状を工夫することで下着に見えるようにできないか」などなど、激論を交わしつつ開発に取り組んでゆく。近日公開予定の第4弾では、そんな水着台のさらなる挑戦の歴史をお伝えしたい。
クイズの回答
上段左
CR海です(西陣)。発売時のキャッチは「もうひとつの海の物語」で、見た目通りあの大ヒット機種っぽい台だ。水着のオネーサマには確か「シンディ」という名前が付いていた。
上段中央
CRホラーマンション(まさむら)で、掲載した写真は不気味な少女の幽霊と思いきや、水着ギャルに変化するというプレミアムリーチ。現在ではジャンルとして確立した「ホラーパチンコ」の元祖機種と言われている。
上段右
CRフィーバービーチクラブ(SANKYO)。3人の水着ギャルユニット「ビーチクラブ」が活躍する機種だが、伝説の水着台「CRフィーバービーチ」のようなインパクトは残せなかった。
下段左
CRホットクルージング(まさむら)。横スクロール5ラインのアレっぽい機種で、女の子の名前は「セーラちゃん」だ。
下段中央
CRハイサイ娘(豊丸)。一発告知機能・ハイビスカスフラッシュを搭載した意欲作で、南国を舞台に水着の女の子・ティナちゃんが活躍する。
下段右
CRロッキンセブン(豊丸)の大当たりラウンド中で、6機種の中では編集部内での正答率が最も低かった。約3秒開放の中当たりを用いたスペックが特徴的だ。