企業 2017/09/29 10:32
AA組合が4回目のセミナー
ホール企業のコスト削減や労働環境改善を目的とし、昨年11月に設立したアミューズメント産業事業協同組合(新井博貴代表理事)は9月21日、東京都千代田区の「丸の内トラストタワーN館」で4回目となるセミナーを開催。約30人が受講した。
中小企業を中心に、事業再生などのコンサルティング業務を行う山田ビジネスコンサルティングの長島瑛児マネージャーら、3人が登壇。
「ホール企業の経営戦略」と題して講演した長島マネージャーは、規則改正により、遅くとも3年後には現行機種がすべて入れ替えとなるため、市場の縮小は避けられないとし、将来を見据えた対策が必要だと主張。
その上で、パチンコ事業から撤退を考えている企業について、「規則改正の影響もあり、今後、売り上げや粗利水準が低下し、会社のキャッシュフローも悪化することが予想される。キャッシュフローは会社価値の重要な要素となるため、価値が下がる前に売却先を探すなど、早期の対応が必要」と述べた。