企業 2018/01/11 10:06
ダイナム、震災対応型コミットメントラインの契約期限を延長
2018年1月9日、株式会社ダイナムは、2017年12月29日付で融資枠150億円の震災対応型コミットメントラインの契約期限を2021年3月31日まで延長したことを発表した。これにより、金融機関より平時と同様に震災時もあらかじめ定められた条件で借入が可能となる。
同社は、「リスクマネジメント」として、リスクが顕在化する前の対策である「リスクコントロール」と、リスクが顕在化した場合の損失に対応するための資金的な手当である「リスクファイナンス」、この2つの事前対策を講じることで、経営への資金的なインパクトを必要最小限に抑えることができるものと考えている。
コミットメントラインとは
企業と金融機関があらかじめ設定した期間・融資枠の範囲内で、企業が随時借り入れを可能とする契約を指します。しかし、一般的なコミットメントラインでは、震災等の大規模災害時には貸出義務が免責されているため、企業にとっては大規模災害発生直後の資金確保に困難が生じる可能性があります。一方、震災対応型コミットメントラインは、震災による金融機関の免責事項を外した契約となっているため、通常のコミットメントラインに加え、震災等の大規模災害発生時であっても、融資枠の範囲内であれば迅速な資金調達が可能となります。
【震災対応型コミットメントラインの概要】
契約額 : 150億円
契約期限 : ~2021年3月31日
金融機関 : 株式会社みずほ銀行 、株式会社三井住友銀行
特長 : 平時と同様、震災時もあらかじめ定められた条件で借入が可能