業界団体 2018/08/03 00:00
都遊協、店内禁煙化は省令を待って確認してから対応を
都遊協(阿部恭久理事長)は7月26日、東京都新宿区の「遊技会館」で理事会を開催。
阿部理事長はあいさつでIR実施法成立に触れ、「カジノには、国内在住者の入場制限規制などにより、推進派が期待するほど、顧客が集まらないかもしれない。そのときに起こりうる流れが、『パチンコ店があるから、カジノに人が来ないのだ』との声が出て、パチンコに対する規制がより厳しくなること。そうならないよう、パチンコはギャンブルと違うことをアピールしていかなければならない」と述べた。
議案審議では、7月18日に成立した改正健康増進法について、2020年4月1日からパチンコ店は「原則屋内禁煙」(喫煙専用室内でのみ喫煙可)となるが、加熱式たばこに関しては、受動喫煙の影響が明らかになるまでの経過措置として、「指定たばこ専用喫煙室」が設けられ、そこでは加熱式タバコを吸いながらの遊技が提供できることを説明。
喫煙室の具体的な基準はこれから省令などで決まるので、あわてずに対応するよう、注意を促した。
また、ギャンブル依存回復施設「ワンデーポート」への助成金贈呈式も行われ、阿部理事長が中村努施設長に300万円の目録を手渡した。