マルハングループ会社と韓国ロッテE&Cがカンボジアにサタパナ銀行新本店ビル建設契約書に合意
株式会社マルハンは、2018年8月31日、同社のグループ会社であるマルハン・インベストメント・カンボジアが、ロッテグループ傘下のロッテ・エンジニアリング・アンド・コンストラクション(以下、Lotte E&C)と、2020年にカンボジアに完成予定の「サタパナタワー」建設契約書に調印したことを発表。
「サタパナタワー」は、カンボジアの商業銀行のリーディングカンパニーであるサタパナ銀行の新本店ビルとなる予定だ。
2018年5月に着工をしたサタパナタワー建設プロジェクトはマルハンの資本によって進められており、総工費7千万米ドル、26か月をかけて2020年に完成予定だ。地上22階地下4階、全長103メートル、延べ床面積35,135㎡となる「サタパナタワー」は世界基準Aグレードのビルとして、王宮や独立記念塔にほど近いノロドム通り沿いに誕生する。
マルハングループ会長でサタパナ銀行代表取締役の韓昌祐 氏は「カンボジアの経済成長と雇用拡大に貢献し、この国をより良くするという私たちの決意がサタパナタワーの建設に至った経緯です。この優美で時代を超越したデザインをもつサタパナタワーはカンボジア国民の幸せの象徴、そしてノロドム通りの新たなシンボルとなるでしょう」とサタパナタワー建設への想いを語った。
またLotte E&CのCEOハ ソクジュ 氏は「マルハングループがこの素晴らしいプロジェクトのパートナーに私たちを選んでくれたことを誇りに思います。これはLotte E&Cにとってもカンボジアでの初めてのプロジェクトとなっており、最新の建設テクノロジーを用いてサタパナタワーを成功に導きます。Lotte E&Cはカンボジアにおける国際基準Aグレードのビル建設をこれから担っていきたいと考えています」と述べた。
■サタパナ銀行
カンボジア全土に168の拠点を持つ、カンボジア内拠点展開ベース第2位、総融資規模でカンボジア5指に入るカンボジア最大の日系商業銀行。2008年に株式会社マルハンの子会社として開業したカンボジア王国初の日系商業銀行マルハンジャパン銀行と、地場NGOを前身として1995年に設立されたカンボジアの大手マイクロファイナンス機関(小口金融)サタパナ社を統合する形で、2016年4月に誕生した。資本金は120百万米ドル、総資産1,028百万米ドル、総融資794百万米ドル、総預金618百万米ドルを有し、職員は4,300名超。(2017年12月31日現在)